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2014年3月12日

東日本大震災三周年追悼式

 昨日、政府主催の「東日本大震災三周年追悼式」に参列しました。

 三年前の今日、巨大地震とそれに伴う津波によって、二万人を超す死者、行方不明者が生まれました。

 今なお、多くの被災者が被災地や避難先で困難な暮らしを続けています。また、原子力発電所の事故が発生し、多くの人々が住み慣れた地域から離れて生活されています。

 政治家として、復興に取り組んできましたが、そのスピードは遅々としています。与野党の壁を越え、さらに復興のための努力を続ける決意を再確認する機会になりました。

 御霊の安らかならんことをお祈り申し上げます。

 天皇陛下のお言葉を下記に記します。政治家として、拳拳服膺いたします。

『本日、東日本大震災から三周年を迎え、ここに一同とともに震災によって失われた人々とその遺族に対し改めて、深く哀悼の意を表します。

三年前の今日、東日本を襲った巨大地震とそれに伴う津波は二万人を超す死者、行方不明者を生じました。今なお、多くの被災者が被災地で、また、避難先で困難な暮らしを続けています。

さらに、この震災により、原子力発電所の事故が発生し、放射能汚染地域の立ち入りが制限されているため、多くの人々が住み慣れた地域から離れることを余儀なくされています。いまだに、自らの家に帰還する見通しが立っていない人々が多いことを思うと、心が痛みます。

この三年間、被災地においては人々が厳しい状況の中、お互いの絆を大切にしつつ、幾多の困難を乗り越え、復興に向けて懸命に努力を続けてきました。また、国内外の人々がこうした努力を支援するため、引き続き、様々な形で尽力していることを心強く思っています。

被災した人々の上には、今も様々な苦労があることと察しています。この人々の健康が守られ、どうか、希望を失うことなく、これからを過ごしていかれるよう、永きにわたって国民皆が心をひとつにして寄り添っていくことが大切と思います。そして、この大震災の記憶を決して忘れることなく子孫に伝え、防災に対する心がけを育み、安全な国土を築くことを目指して、進んでいくことを期待しています。被災地に一日も早く、安らかな日々が戻ることを一同と共に願い、御霊への追悼の言葉と致します。』

(時事通信HPより転載。)

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