対中国政策の模索
(唐家璇中日友好協会会長との夕食会)
今日から二泊三日の日程で、北京に来ています。
民主党、みんなの党の超党派の議員団です。代表は山口壮代議士と浅尾慶一郎代議士。
私は、大蔵省国際金融局に勤務していた10年ほど前は、毎月のように中国に来ていました。その後、山東大学の経済学院客員教授や中国社会科学院の上級客員研究員を拝名してからは学会などで、中国を訪れる機会も多く、今回、当時の老朋友(ラオポンユウ)にも再会できました。
落選中は外遊するゆとりもなく、当選後も、国会開会中は海外に出にくいため、北京は4年ぶり。
2008年のオリンピックを契機に北京の町並みも大きく変わりました。北京首都空港の第3ターミナルもオリンピックのために作られたものです。
(全国人民代表大会の外事委員会伝宝(フー・イン)主任委員と記念撮影)
まず、全国人民代表大会の外事委員会伝宝(フー・イン)主任委員と意見交換。外交部生え抜きのエリート外交官の女性です。
尖閣諸島の問題は、野党の我々が外野でいろんなことを言うよりも政府間に任せるという前提で、議論をしました。
日中韓FTAの推進の重要性やTPPの枠組み、さらにはアジア太平洋経済圏の主要な二国である日中の連携の必要性には双方異論はありませんでした。
また、文化交流や両国相互の投資促進を進めていくことに関しても、政府以外のチャネルで努力すべきことなどを確認しました。
夕方から、唐家璇中日友好協会会長と1時間半におよぶ会談。ここは、公式行事なので、唐会長からは、中国側の原則論をうかがい、こちらも公式答弁。
その後の夕食会では、和気あいあいと楽しい懇談会となりました。
唐会長の長い外交官生活、特に日中の歴史の生き証人として、滋味掬すべき貴重なお話をお聞きしました。
私の一生の財産になるようなお話でした。
野党の非公式な訪中団であるにも関わらず、中国政府の迎賓館である釣魚台での夕食会を設営していただいたことにも感謝です。
詳細は、ブログに書けませんが、有意義な意見交換の一日となったことを報告します。
なお、ホテルに戻って、無料のwi-fiサービスでインターネットを使っていたら、Facebookやtwitterにはアクセスできないことが判明。さすがに中国だなと感心しました、、苦笑。