民主、自民、公明各党の体制が決まりました。
二大政党による政権交代の可能な政治が実現して3年が経ちました。
先日、民主党も自民党も党の代表を決める選挙が行われ、それぞれ、野田佳彦代表と安倍晋三総裁が選ばれました。公明党では、山口那津男代表が無投票で再選。
そして、それぞれに党の役員体制も刷新されました。
野田首相が「近いうちに解散」と意思表示をされていますから、早晩、衆議院の解散総選挙が行われます。
そのためにも、前の国会終盤のような、野党が党利党略で審議拒否を行ったり、自己否定になるような問責決議に賛成するようなことは建設的ではありません。
まずは、議員定数を削減するための政治改革法案と公債特例法案を可決成立させる必要があります。
一票の格差を是正するための0増5減だけではなく、比例定数を40議席削減すべきです。また、赤字国債が発行できないので、地方交付税をストップしていますが、一日も早く正常化すべきです。
さらに、景気浮揚のためには、第3次補正予算を通すことも必須です。
これらの重要な課題を、与野党の党首の誠実な話し合いで決着し、すみやかに解散総選挙によって、国民に信を問うべきです。与党側も姑息な駆け引きをすべきではありません。
そのためには、前の国会での民、自、公の三党合意を順守することが大前提です。
長年の自民党政治にNoが突きつけられて政権が交代しました。新たに政権を取った民主党政権が経験不足だったということで、仮に国民の信を得られなければ、そこでまた、政権が交代する。それこそが、健全な民主主義です。
政権交代によって、明らかに政治が一歩進みました。徹底した情報公開、教育や子育て分野への資源配分の重点化など、一度変えた方向性はもう元に戻ることはないでしょう。
与野党ともに、選挙では、これまでの実績をかかげて正々堂々と戦います。しかし、選挙結果次第では、連立の組み替えから政界再編成につながることも、十分考えられます。
そのような成熟した政治を実現するために、微力ながら努力を続けます。
私たちのために。
私たちの子どもたちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。