岸本周平「想いと誓い」女性の集い
今日は、午後3時から和歌山市内のホテルで女性の集いを開催しました。日曜日のお昼なのに、700人の女性の皆さんに集まっていただくことができました。感謝感激です。有難うございました。
今日は、皆さんに次のようなお話をさせていただきました。
「本日は、お忙しい中、ご参加いただき、有難うございます。ちょうど、3年前、皆さまの熱いご支援のおかげで、初当選させていただきました。
奇跡と言われた、岸本周平の全国一番でのバラの花。そして、政権交代。
私は、4年間の浪人時代、雨の日も、風の日も、暑い真夏の炎天下でも、街頭に立ち続けました。
あの4年間があればこそ、当選の日の喜びは何ものにもかえがたいものでありました。
その喜びを皆さまとともに味わえたことは、私の一生の宝物です。
しかし、、、、それから、3年。
鳩山政権の迷走、管政権の暴走などがあり、 「マニフェストで約束したこともできず、約束してもいないことをやった。期待外れだ!周平さんに上げた票を返して!」と怒られる日々となりました。
私は、国会議員になって、この3年間、一度も休んだことはありません。
金曜日の夜、和歌山に帰り、週末は街頭演説とミニ集会、月曜日は駅前での街頭演説をしてから、上京するという毎日を続けました。
ですから、皆さまの苛立ち、お怒り、ご不満の声はしっかりと聴き続けています。
私自身、ほんとうに歯がゆい気持ちです。
しかし、政権交代はしなくてよかったのか?と言えば、
そんなことはありません。政治が良くなった部分は、確実にあります。
マスコミは報道してくれませんが、
税金の無駄使いはかなり止めました。公共事業はピーク時の半分にまで減らしました。公務員の人件費は、約1割カットしました。
高校の授業料の無償化、新しい児童手当の支給、農家への直接支払なども実行しました。
それが、バラマキだと批判もされました。
しかし、これは皆さんあまり知られていないのですが、
これまでは、業界団体に補助金などで配っていた税金を、国民の皆さまに直接お届けするようにしたのです。中間で手数料を取られなくなりました。その分、天下りもできなくなったのです。
だから、沢山の天下りをしていた人たちが、怒るのです。
彼等が、まだパワーをもっているからメディアにとりあげてもらえないのです。
私は子供手当は本当に良かったと思っています。なぜなら、、「子ども手当はあかん。親がパチンコに使いよる。保育所をもっとつくるべきや。」などと、大勢の方々が政治に関心を持ってくれたからです。
その結果、給食費や保育料を子ども手当から天引きできるようになりました。
私は、現金給付よりももっとサービス給付や現物給付に変えるべきだと思っていますが、それは次の課題です。
本当に自民党時代には考えられないくらいの数えきれないくらいの、変化や情報公開がなされました。
しかしです、私がこんなことを申し上げても、すでに多くの方々には聞いていただけない状態になってきました。
普天間での迷走、原発事故処理の不手際、何より、党内での足の引っ張り合い。もはや、民主党は完全に信頼を失ってしまいました。
本当に申し訳ないと思っています。
ここで私個人がこの3年間何をやってきたかお話させて下さい。
私は、当選1回生です、新入社員と同じです。全ての権限が与えられないのは皆さん容易に想像がつくと思います。
その中でも、私は破格の待遇を受けてきました。皆さまも、テレビなどを通じてお感じいただいていると存じます。自分で言うのは、気が引けますが、誰も言ってくれないので、自分で言います、、(笑)。
まず、私の夢であった「議員立法」ができました。NPOや社会福祉法人、学校法人に対する寄付が半分、税金から戻ってくるNPO法改正の責任者になり、昨年の国会で超党派で通しました。
これで日本の寄付文化がかわってくると思います。
国、市役所や県庁ででききれない細やかなサポートをしてくれているNPOやボランティアのひとたちが元気になれる法律なのです。
また、予算は、元々、私は財務省の主計局育ちですから、主計官もみんな後輩です。
昨年の紀伊半島をおそった台風12号の復興予算3200億円は主計官に直接直談判してとってきたものです。
第二阪和国道や京奈和道も私が当選してから。確実にスピードアップしました。JAわかやまの補助金は要求の段階からかかわりました。
和歌山への貢献は一回生としては確実にできたと思っています。
普通は、ここまでやるには相当の時間がかかります。
私は中曽根総理の秘書もさせて頂いた経験もあり、霞ヶ関の動きがわかります。
初めて衆議院議員になった方では、全く手も足もでないと思います。
私は、議員をやりたいのではありません。
自分のできうる能力や人脈、これまでの経験のすべてを使い、国を良くしたいのです。
和歌山を良くしたいのです。
ここで、消費税増税の話をさせて下さい。
社会保障と税の一体改革では、党内の仕切り役をし、特別委員会のメンバーに選ばれ、自、公、民の三党協議の共同提案者にもなりました。
みなさん、ここで断っておきますが、政治家で税金を上げたい人はおりません。
税金をあげて、喜ばれた政治家はひとりもいません。
先日も、スーパーの前で演説してたら、初老の女性の方に、「うそつき!」と怒られてしまいました。
脅されもしました。
税金をあげるまえにやるべきことがあるだろうと言われました。
皆さん、ちょっと頭を冷やして考えてみて下さい。
税金はあげない。それを言い続けるだけでよいなら政治家は、楽なんです。
しかし、年金や介護などの社会保障の財源を借金でまかない続けることはできません。年金、
医療、介護の予算が17兆円。その内、税金でまかなっているのは7兆円。残りの10兆円は借金です。
ギリシャのように国家財政がパンクしたら、年金は半分になってしまいます。
みなさんそれでいいんでしょうか?
あのシャープも破綻寸前です。動かない東京電力の様子を見て下さい。
「今さえ良ければよい」というのは必ずしっぺ返しがきます。
「税金の前にやるべきことがある!」と政治家が言い続けている間に、総額1000兆円の借金を作ってしまいました。一人あたま800万円です。
今年生まれる赤ちゃんは、最初から800万円の借金を背負って生きていくのです。
こんなことを続けるわけにはいかないのです。
今なら、間に合います。私は、信念に基づいて、消費税に賛成しました。
事務所に脅迫電話がかかってきました。
和歌山県警の西署からは、土日の街頭演説の日程を事前に教えてくれ、警備するとの連絡もありました。これは、お断りしましたが、私は、負けません。
政治家として、正しいと思うことは言い続けます。やり続けます。脅迫や暴力には屈しません。
どうか、私を信じてください。
消費税は悪いという人が皆さんのまわりにも多くいるでしょう。
皆さんもそう思われているかもしれません。
しかし、子供達にこの借金をおしつけるわけにはいかないのです。
皆さんが年を取った時に、突然国が破綻して、みなさんの年金がなくなるような事態をひきおこすわけにはいかないのです。
わかって欲しい。
私は税金をあげることに賛成した議員ですから、次の選挙は、本当に厳しいです。大阪維新の会も出てくるでしょう。
民主党は半分以下になるかもしれません。さりとて、自民党も過半数はとれない。
選挙後は必ず、政界再編になるでしょう。
その時に、議員でいなければ、再編成のボートに乗ることができません。
私を生き残らせて下さい。私必ず日本破綻を食い止めます。
子供達が希望がもてる国にしていきます。
党派に関係なく、岸本周平党で、もう一度、国会に送っていただきたいのです。
次の選挙は、党を選ぶ選挙ではありません。再編成のためのプレーヤー、選手を選ぶ選挙です。
和歌山のために、日本のために死に物狂いで働きます。
どうか、皆さま、もう一度助けてください。」
私たちのために。
私たちの子どもたちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。