介護の現場
(ハートフルコーポレーション創立10周年パーティーの様子。演奏は「ソウル・バナナ」。)
この週末も、土曜日は変なお天気でした。午前中は、けっこうな雨が降りました。午後から日曜日にかけては良いお天気に。
相変わらず、街頭演説とミニ集会の日々。合間に、和歌山放送の番組「なるほど!納得!暮らしは経済だ!」収録。
土曜日の夜は、友人の岩清水信治さんが経営する「有限会社ハートフルコーポレーション」創立10周年パーティーに参加。
介護には、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの施設系と訪問介護や通所介護の居宅系によってサービスの内容が変わってきます。
どちらにしても、厚生労働省のさまざまな規制や規則によって、必ずしも現場からみて使い勝手の良い制度にはなっていません。
その現場の声を聞かせていただき、役所とのギャップを埋めるのが、私たち政治家の大きな仕事です。
ハートフルコーポレーションは、訪問介護、居宅介護支援、介護予防訪問介護などをしています。
介護に従事する皆さんの処遇が高くないため、施設も居宅サービスも、人材の確保に苦労されています。
これまでは、基金による「処遇改善交付金」があって、報酬の1.5%分が上乗せされていました。
今回の改定で、この交付金が「処遇改善加算(報酬の1.5%)として報酬に組み込まれてしまい、実際には基本報酬は下がりました。
報酬改定は全体でプラスの1.2%でしたが、その内、在宅がプラス1.0%、施設が0.2%。厚生労働省の説明は、「物価が0.8%下がっているのだから、合計2%分が介護職員の処遇改善に充てられる。」というものです。
しかし、各種の加算を取ればそうなりますが、理想的な運営をすることが不可能な普通の施設や居宅サービス業者は実際には減額改定となっています。
こんな状態で、職員の待遇改善をするのはたいへんなことです。
今回の予算編成では、厳しい財政状況とは言うものの、現場の声が十二分に政府に届けられなかったことについて反省しています。
2020年までの「日本再生戦略」の議論を党でも政府でも詰めています。
その中で、医療や介護・健康関連で、新規の雇用を284万人増やすプランを作っています。しかし、介護分野では慢性的な人材不足に悩まされています。
成長戦略を成功させるためにも、介護人材の育成と処遇の改善は特に重要な課題です。
今から、施設系と居宅系の二つの議員研究会を立ち上げて、現場の声を政策に反映できるように頑張ります。岩清水さんはじめ関係者の皆さま、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
私たちのために。
私たちの子どもたちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。