野田佳彦総理大臣に中華をごちそうになりました。
今日の午前中は、財務金融部門会議、被用者年金一元化に関する合同会議に出席。
野党の審議拒否のため、委員会が動いていないため、党内の会議が開かれています。
お昼は、経団連・21世紀政策研究所主催の税制研究会に参加。講師は国立社会保障・人口問題研究所の西村周三所長でした。
経済学者としての「社会保障・税の一体改革」に関する所見をうかがいました。
将来不安から、現役世代の貯蓄率が増えていることに警鐘を鳴らしておられました。しかし、少子高齢化に関しては、世界でもトップを走っている日本がこの課題を克服すれば、世界も日本の経験から学ぶことができると、明るく積極的なご提言はいつも通り。
そのためにも、政治家が「産業構造の転換」の重要性を自覚すべしと、私の方を見て、ニッコリ。これまでの産業構造のまま、単純に努力すれば何とかなるというものではない。政策の根底から再考すべきとのご提言には我が意を得たりの思いです。
なお、経団連に出していただいたお弁当が素敵だったので、写真を載せておきます。
午後は、衆議院本会議で、子ども子育て新システム関連法案の趣旨説明と代表質問。
夕刻には、社会保障と税の一体改革調査会の幹部会のメンバーが野田佳彦首相から招待を受けて、赤坂飯店に集合。
昨年は、6月に「成案」、12月末に「素案」、そして、3月には8日間の集中審査を終えて、「法案」を決定してきました。
まずは、これまでの慰労会。そして、来週から始まる「特別委員会」に向けての心合わせの会になりました。
野田首相とは、松下政経塾の講師をしていた関係で、大蔵省時代からよく存じ上げていました。
首相は警護の関係で、なかなか外には出られません。野田首相いわく、「冬は、警護の方々が、寒い中、外で仕事をすることになるので、遠慮があった。夜は、ほとんど、首相公邸の中で食事。ようやく、暖かくなったので、最近は少し、外に出るようになった。」と。
今日も、首相官邸から赤坂飯店までの動線は、すべて警護の対象で、お店の前も、たいへんな警備体制でした。
SPさんの姿を見ながら、25年ほど前の中曽根康弘首相時代、総理秘書官補として、官邸に勤務していた頃を思い出しました。
一国の首相は、行動に制約もあり、孤独なものなのです。
野田首相と、じっくり紹興酒を飲み交わすことができました。私たちも勉強になるお話が多かったですが、少しでも野田首相の気分転換の時間になっていれば幸いです。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。