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2011年12月27日

民主党税制調査会、大詰めに。

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(民主党税制調査会の総会風景)

 今週、年末とは言え、月曜日、火曜日と連日、党税調の役員会と総会です。

 社会保障と税の一体改革の大詰めを迎えています。

 野田総理は、年内の「素案」取りまとめに熱意を持っておられます。

 今朝の政府・民主三役会議でも、年内の取りまとめを行うよう指示が出されました。

 我々、税調の役員会は、組織として、政府・民主三役会議の指示を守らなければなりません。

 今日の午後、開かれた総会では、論点を示した骨子案を議題にしました。ちょうど4時間の議論が尽くされました。

 私は、事務局次長として、議事進行をしています。なかなか重たい仕事です。

 当選回数の多い先輩方にも、ご無理なお願いをしなければなりませんし、賛否両論にわたる議題ですから、円滑に議事を進めるのは一苦労です。

 しかも、昨日の総会は荒れました。連休中に、「八ツ場ダム」の事業再開が予算措置されることになり、マニフェスト違反でないか、との議論で、とてもではないが、消費税のお願いはできない、、、と。

 確かに、その思いは、私も含め、参加していた同僚議員の多くが共有するものでした。

 結局、骨子案は昨日は出さず、今日、改めて、骨子案を基に議論を進めることになりました。

 主な論点は、公務員の給与引き下げ法案を必ず通すことと、国会議員の定数削減法案を提出することを前提に、消費税のお願いをすべきであるということでした。

 これも、文章でどう書くかではなく、まずは実現することで、国民の信頼を取り戻すべきということです。

 同僚議員のコンセンサスでした。

 「2011年半ばに10%に引き上げる」ことは、6月に政府与党で決めました。

 その具体的な道筋を、どう決めるか。これ以上、孫や子どもにツケを先送りできないことや、1000兆円を超える政府債務が、突然、市場からダメ出しされ、ギリシャになる恐れがあることなどは、これも共通の認識です。

 しかし、景気への悪影響や、国民の理解を得るための方策が不十分、行政改革の徹底が先ではないか、などの意見もあり、年内に決める必要はないとの意見もあります。

 4時間、マイクなしで100人近い議員が、一人一人真剣に議論をしました。

 明日も、朝9時半から、総会です。

 誰もが、今の財政状況を放っておけない、孫子にツケは回せないという思いは共通です。ギリギリの真剣な議論が続いています。

 私は、まだ投票権を持っていない、次の世代に恥ずかしくない決定ができるようにしていきたいと思っています。

                    私たちのために。
                    私たちの子供たちのために。  
                    私たちの大切な人のために・・・。
                    信じられない政治に終止符を打つ。
                    そして、信じられる政治を創るために。 

党税制調査会・社会保障調査会合同会議

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