日印グローバル・パートナーシップ・サミット2011
日印グローバル・パートナーシップ・サミット2011が、9月5日から7日の三日間、東京で開催されました。
昨日の午後、政策対話のセッションに参加しました。日本からは、私を含め民主党3人、自民党3人の国会議員。インド、ネパールからは、9人の国会議員と外交官OBが参加。2時間近く、議論をしました。
日本とインドの関係はまだまだ遠くて薄いですが、インドほど親日的な国はありません。
12年前に、私が大蔵省国際局のアジア通貨室長をしていた頃、インドに通いました。
当時、通産省には次官級のハイクラス定期会合があったのですが、大蔵省にはありませんでした。黒田東彦財務官(現アジア開発銀行総裁)に命じられて、日印の次官級定期会合のセットに行きました。
直接、インド財務省の次官と交渉しましたが、哲学者のような次官で、年齢も違いますが、人間の格が違うような一種、気圧(けお)される雰囲気を感じたのを覚えています。
私が、交渉したからということでもなく、当時、インド政府が、そろりそろりと経済の自由化を進め始めていたからでしょう、、、結果的に、黒田財務官とインド財務省の次官の定期会合はスタートしました。
当時は、日本企業の進出もほとんどなく、規制でがんじがらめの不自由な時代です。
今、思うと、あの頃から、インドに進出しているスズキはすごいですね。
その交渉で、インドに行った時、大勢の政治家や官僚に会いましたが、彼らは異口同音に、「アジアの中で、日本とインドは戦争をしていない数少ない国の一つだ。この関係を生かして、仲良くやろうじゃないか。」と言うのです。
私からは、そんな話もしながら、議論を進めていきました。
日本からのODA、経済協力の最大の受け手であるインドとの経済交流や、若者の人材交流、日本の農業技術でインドで農作物を生産し、中国に輸出する構想など、2時間はあっという間に経ってしまいました。
残念ながら、最近はインドに行ってませんが、この機会を得て、インドとの議員交流を進め、中国だけではない新興国とのウインウインの経済外交に貢献しなければ痛感しました。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。span>