東北地方太平洋沖地震への対応
昨日のブログに書きましたが、仮設住宅用の合板確保の件に関して報告します。
和歌山のプレカット、材木関係の企業から、「材料の合板が供給ストップになっている。政府から、仮設住宅用の合板確保の指示が出ているそうだが、いくらなんでも、一般の市場流通をゼロにされたら、関係業者は倒産してしまう。」とのお話をいただきました。
早速、林野庁と連絡を取りましたが、そのような事実はありませんでした。
逆に、林野庁は日本合板商業組合や日本木材組合連合会には、在庫を供出し、市場への材木の安定供給をするよう指示しているとのこと。買占めや売り惜しみは許さないとの断固たる姿勢だとも。ただし、今回は、合板の生産地が東北地方に多く、おおよそ全国の生産量の五分の一程度は、現時点で失われているのではないか。
今日も、午後3時から林業関係団体を召集し、連絡会議。ここでも、林野庁長官から、全国の需給の安定をまず指示し、その後、復興資材への協力も要請。
阪神淡路大震災の時にも、デマや風聞で市場が混乱したことがありましたが、今回は未然に食い止めるよう、政府も林業関係団体もきちんと対応しています。
今は、福島原発の帰趨が心配です。政府、東京電力の尽力に期待するしかありません。
そんな中で、昨日、うれしいことがありました。
和歌山市内在住の友人で岩手県出身の方です。お母さんと、お兄さんご家族の安否確認ができてませんでした。私も、岩手県庁などと連絡を取っていましたが、なかなかわかりません。
岩手県の山田町なのですが、町役場そのものが連絡不通でした。
昨晩、グーグルのサイトにご家族の名前があり、東京事務所のスタッフが発見。ところが、それは、その方を探すための投稿とわかり、ぬか喜びに。
しかし、その後、IBCラジオのHP安否情報のサイトで、避難所におられることが判明。喜びを分かち合うことができました。
その一方で、何十万人という方々が、ご家族やご友人の安否確認がとれていないことに胸が詰まりました。
どうか、一人でも多くの方が救出されますようお祈りします。