ジェラルド・カーチス先生のBBL
(民主党のブラウンバグランチでモデレーターをする岸本周平。)
今日は、予算編成の忙しい中ではありましたが、お昼に民主党のブラウンバグランチ(BBL)がありました。
ブラウンバグランチはアメリカの大学ではごく日常的な風景です。ゲストスピーカーを呼んで、昼休みに勉強会をします。その時に、参加者が各自、それぞれお昼ごはん持参で集まるのです。
アメリカでは、サンドイッチや軽食は茶色の袋に入っています。ブラウンのバッグ(茶色の袋)を持ち寄るので、ブラウンバグランチ。略してBBL。
今日のゲストはコロンビア大学のジェラルド・カーチス教授。1971年の「代議士の誕生」で日本政治の研究者としてデビュー。著書多数。ご近著は「政治と秋刀魚―日本と暮らして45年」(日経BP、2008)です。
お若い頃はプロのジャズピアニストを目指していたこともある多才な先生です。11月20日には新宿のピット・インで渡辺貞夫さんと演奏会をするほどの腕前。私もプライベイトな席で聞いたことがありますが、ほんとうにお上手です。
今月の19日の日曜日、午後5時から、溜池のインターコンチネンタルホテルのアキルスクラブでチャリティー演奏会をなさるとのこと。週末は、私たち政治家は地元に戻らざるをえません。ピット・インも聞き逃しました、、、涙。残念です。
お話の中身は、「失望された民主党、期待されない自民党」ということで、日本政治の劣化を嘆かれていました。
何より、日本の政治、そしてマスコミが内向き志向過ぎる。民主党は政権を獲って一年以上経つのに、政策をつくるシステムができていない。
そして、内閣は民主党の理念、哲学、ビジョンを国民に向かって説得力をもって、語ろうとしていない。
マニフェストは金科玉条のように守るべきものではない。政権を獲って、できないことがわかれば、説明を尽くして取り下げればよい。マニフェストの文章にとらわれるのは「官僚的」であって、フレクシブルに変えていくのが政治家だ!
うーん。モデレーターをしながら、うなってしまいました。
民主党のHPに記事が載ってますので、ぜひご一読を!!
http://www.dpj.or.jp/news/?num=19458