和歌山県の体育教育について
平成27年に和歌山県で国体が開催されます。
前回が昭和46年。私が中学3年生の時でした。黒潮国体と銘打たれて、新しい幹線道路ができたり(国体道路と言われています。)、県民全体で高揚するビッグイベントでした。
二巡目の国体にどのような意味があるのか。高度成長の時代ではありませんから、道路や箱モノを建てるようなことではないでしょう。
むしろ、子どもたちの体力向上のきっかけになるような、地道な大会にしていきたいものです。
と言いますのは、和歌山県は、小学生の体力は全国で30位前後、中学生では42〜44位と低迷しています。同時に学力もまったく同じような順位です。体力と学力はけっこう関係あるんですね。
ちなみに、不登校は平成17年にはワースト2位でしたが、20年にワースト9位まで挽回。暴力行為も17年のワースト4位から20年にワースト12位です。決してほめられる数字ではありません。
国体で優勝するために、全国から優秀なスポーツ選手を集めてくるようなことに、どのような意味があるのでしょうか?
前回の黒潮国体はそうでした。もちろん、地元の選手も大活躍しましたし、来ていただいた選手の皆さんが和歌山に残り、指導者として素晴らしい実績を残されています。
しかし、今回も同じようなことに労力を使うのでしょうか?
二巡目国体なのですから、この機会に和歌山の子どもたちの体力を上げる、大県民運動を起こすきっかけにしてはどうでしょう。
私は城東中学の聖火リレー隊の隊長として、聖火リレーに参加しました。柔道部でしたから、柔道の試合は応援にいきました。スポーツへのモチベーションがすごく上がりました。
ぜひ、県下のすべての小中学生に、大会運営に参加して、スポーツの素晴らしさを体験してもらいたいですね。
全国でベストの体力を目指して!!
私たちのために。
私たちの子どもたちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。