ワシントンのコンセンサスPART3
昨日は一日中、米国議会の会議室で缶詰。
朝8時から、夕方5時まで、英語での会議なので、集中力を切らさないようにするのがたいへん。ちなみに、朝食、昼食、夕食ともに会議室でいただきました。終了は午後9時半。おかげで、おぼつかないながら「英語感」は戻ってきました。
経済問題のセッションでも、安全保障のセッションでも、「中国」の存在が大きかったですね。
もはや、日米関係は中国抜きでは語れない。
米側の一人が、「短期的には政府の下支え効果の消える来年以降中国経済は失速。長期的にも、一人っ子政策による高齢化で伸び悩み、インドには勝てない。」と分析。
私も含め、日本側は16世紀の中国、インド、ロシア、トルコの帝国時代が再来することに「小国日本」がどう対応するかという問題意識の中で、中国の底力を評価していました。
安全保障面では、両国ともに、中国の軍事的脅威を認めることで一致。日米安全保障条約の重要性を再確認しました。
普天間問題に関しては、両国ともに、政府(executive branch)間の交渉で、国会(legislative branch)が関与していない。問題解決のためには、議員外交も必要との結論。
ちなみに、政府とか国会と言う英語が、プリンストン時代に子どもの勉強を手伝っていた時に「習った」用語そのものだったのには、いささか感動しました。普段、聞きなれないでしょう?
両国ともに、日本の参議院選挙、米国の中間選挙と選挙が近いので、その話題に時間が割かれました。日本だけでなく、アメリカでも二大政党への支持が伸び悩み、無党派が増えている。
最近、アメリカで話題の「ティーパーティー」は、共和党支持の色合いが強いが、「コ―フィーパーティー」は特定の党派の支持がない(non-partisan)そうです。ちなみに、登録者数はすでに後者の方が上回ったそうです。
二大政党の老舗、英国の選挙結果がどうなるか?第三勢力の「自由民主党」が躍進するのかどうか、気になるところですね。
私は、二大政党の下での政権可能な政治を目指していますので、米国の国会議員との意見交換は有意義でした。
今日は、午前中、日・米・韓国の会議に参加して、帰国します。
私たちのために。
私たちの子どもたちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。