(首相官邸の裏側の写真です。通勤途上に撮影by岸本周平。）

　議員宿舎から国会まで、歩いて１０分くらいです。毎日の通勤路に首相官邸の裏の道があります。この坂道を上ると、首相官邸前の交差点。

　緑の部分は竹です。冬でも青々として、気持ちが良いですね。

　ふっと、ブログに載せたら、、と思いついて、愛用のデジカメでパチリ。、、、すると。警備のお巡りさんが飛んできました。「何を撮っているのですか？」との質問です。

　戦争前に、横須賀の軍港などで戦艦の写真を撮って、スパイと間違えられて特高警察にしょっぴかれるという話がありました。

　首相官邸の写真を撮って、しょっぴかれる、、恐れはありません（笑）。

　「ちょっと、おかしいよな、、。写真撮っただけで職務質問？」とも思いましたが、仕事熱心なお巡りさんに失礼なことを言うわけにはいきません。

　ここは正直に、「ブログに載せようと思って、写真を撮っただけです。」と申し上げたら、無事、無罪放免。まさか、塀を乗り越えて官邸に侵入するための下準備だと思われたわけでもないようでした、、、（笑）。

　２０年以上前の中曽根官邸に秘書として勤務していた身からすると、２４時間警備してくださる警察の皆さんや大臣の身を守るSPの皆さんには感謝です。

　SPの皆さんは特に選ばれたスーパー警察官で、ごっつい感じなのですが、仲良くなると人柄の良い方ばかりで、狭い官邸生活も楽しいものでした。

　官邸の警備の職員さんとも仲良くなりました。秘書業務は勤務時間が不規則だったので、警備員さん用のお風呂に入れてもらったり、宿直室で仮眠させてもらったり、職員旅行にも参加させてもらいました。

　その時におられた職員さんもまだ何人か現役でおられます。当選してから官邸に入り、再会した時にはほんとうに皆さん喜んでくださいました。

　官邸は建て替えられて、私の働いていた頃の官邸は、今は公邸になっています。ピカピカの新官邸は私にはピンときません。しかし、それでも、昔一緒に働いていた仲間がいますので、懐かしい場所には違いありません。

　　　　　　　　　　　　　私たちのために。
　　　　　　　　　　　　　私たちの子どもたちのために。　　
　　　　　　　　　　　　　私たちの大切な人のために・・・。
　　　　　　　　　　　　　信じられない政治に終止符を打つ。
　　　　　　　　　　　　　そして、信じられる政治を創るために。