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Blog活動ブログ

2009年5月22日

北極海の氷が消えている!

 環境問題については、これまでも勉強してきたつもりでした。

 たとえば、昨年のラジオ番組スタートの際にも、環境問題から入りました。私のHPのラジオ番組の録音をぜひ、聞いてみてください。

 それでも、最近、ショックな数字を知り、環境問題の重要性を再認識しました。

 北極海の氷の面積ですが、1967年には750万平方キロメーターだったのが2007年に413万平方キロメーターと45%も減少。ほぼ半減しているのです。

 海面に浮いている氷が融けても海水面は上がりません。しかし、北極海の氷を守ることができないと、グリーンランドの氷床が全面的に融け出すそうです。

 地面の上の氷が融けると、その分、海水面が上昇します。

 グリーンランドの次は南極大陸の西部氷床が崩壊を始め、そしてアマゾンの熱帯雨林が枯れる、、、。アメリカのアル・ゴア元副大統領の「不都合な真実」のシナリオです。

 二酸化炭素の濃度は、産業革命前の18世紀後半には280ppmでした。今は385ppmです。北極海の氷を守るためには、350ppmまで戻さないといけないそうです。

 当時との地球表面温度の差は、0.74度。それでも、北極海の氷は融けだしています。気温が1.5度上がると、100万種の生物が絶滅するとも言われています。

 洞爺湖サミットで、2050年までに温室効果ガスを半減するという目標が設定されました。そのためには、日本のような先進国が6割から8割の削減を達成しなければなりません。

 そのこと自体はたいへんなことなのですが、今、地球が置かれている状況の厳しさを認識すると、是が非でも成し遂げなければなりません。

 そのためには、グリーンニューディ−ルではありませんが、エコビジネスを生み出すことで、前向きに対応するしかありません。環境問題をコストと捉えるのではなく、ビジネスチャンスとすることです。

 これは、日本の企業の得意な分野です。民主党のマニフェストの中で、しっかりと書き込んでもらいたいですし、私もそのことに貢献したいと考えています。

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

夏日の辻説法

2009年5月20日

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2009年5月25日