和歌山県知事 岸本周平 official website

Blog活動ブログ

2008年8月9日

全国障害者問題研究会第42回全国大会


(全国障害者問題研究会第42回全国大会 和歌山2008 全体会フィナーレ)

 全国障害者問題研究会第42回全国大会が9日、10日の2日間、和歌山市で開催されます。今日、市民会館大ホールでの全体会に参加してきました。記念講演は元大阪市立盲学校の教諭をされていた藤野高明さん。小学校2年生の時に不発弾爆発により両目両手首を失い、点字を唇で読むことで勉強をしていき、盲学校の教諭になられた方です。

 途中からしかお聞きできなかったのですが、ひたむきに生きてこられた軌跡を語る先生の言葉には「ほんまもんの力」がありました。たいへんなご苦労を乗り越えてこらえただろうに、お声のトーンがすごく明るいことに驚きました。力強く、自信に満ちたお声には、ご苦労を乗り越えた年輪が刻まれているのでしょうね。

 最後の文化行事のフィナーレでは、和歌山大会歌の「シャイン」を歌いました。きのかわ共同作業所の仲間たちがまず舞台で歌って、その後、会場全員でも歌いました。このブログでも紹介しましたが、「シャイン」は地元の崎和子さん作曲、山村法子さん作詞の作業所の仲間の応援歌です。手作りのCDは新聞やラジオなどでも大きく取り上げられています。

http://blog.goo.ne.jp/shu0712/d/20071227

 どうしてもこの舞台を見たくて、研究会に参加しました。私はチャレンジドの子供たちに、「一般就労」の機会を政府が与えるべきだと考えています。本人の意欲と能力に応じて、普通の企業で働ける「一般就労」を原則にすべきです。しかし、この国では、全く実現できていません。「意識の高い経営者や企業の志で実施しているに過ぎない現状を変えたい。制度として、一般就労を根付かしたい。」というのが、私の政治活動の目的の一つです。

 舞台の上の作業所の仲間たちの素晴らしい歌声を聞いて感動しました。歌を聴いている間、こんなことを考えていました。ほんまにこの子たちのために、「一般就労」が当たり前になる社会を日本で作れるだろうか?自分が政治家になって、その夢を実現できるような力があるんだろうか?自問自答していました。不覚にも涙が止まりません。

 威勢の良いことを言うのは簡単ですが、絶対に実現したい「一般就労」です。自分ひとりの力は小さくても、大勢の仲間の力を集めて前に進むしかありません。その運動の中で、自分の力を最高に発揮できるように頑張るしかないんだと、覚悟を決めました。

 シャイン

 ぼくらは いま ここに いきている
 そらと うみのこえ きこえるよ
 ぼくらは いま ここに いきている
 みんな ゆめに むかって
 そらにも とどくよ このこえが
 おもいは かなうはず
 ら ららら ららら
 きょうも いのちに ありがとう

             私たちのために。
             私たちの子供たちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

北京オリンピック開会式

2008年8月8日

活動ブログ
一覧へ

Song Bridhe in Wakayama

2008年8月10日