和歌山の地価！？
和歌山の地価に関してコメントをいただきましたので、少しお答えします。７月１日に国税庁が発表した２００８年分（１月１日現在）の路線価（相続税や贈与税の算定基準）では全国平均では前年比１０％上昇で３年連続の値上がりとなりました。
近畿地方の２府４県では、和歌山県だけがマイナス２％で、その他はすべて前年比プラスになっています。人口の減少と高齢化の進展に加え、将来的な成長の可能性が今のところ低いことなどが要因だと考えられます。
２００８年３月末現在の和歌山県の６５歳以上の方の比率は２５．３％。全国平均が２１．５％ですから、高齢化を先取りしているかたちです。
確かにこれらの数字だけを見るとたいへんな状態ですが、豊かな自然環境に恵まれているのですから、周回遅れの強みを生かして、第１次産業を中心とした生き方を模索すべきだと思います。
特に、農業分野では農業生産法人などによる振興策と都会からのUターン組や都市と和歌山の２箇所居住の奨励策などを組み合わせて、住宅建設の需要をつくることも可能です。
めっけもん広場のように産直のマーケットに何万人もの人を集めることもできています。和歌山の農業と産直マーケットのネットワーク化で観光と農業を一体化する知恵もあるはずです。
何より、紀伊半島は緑におおわれています。これまでは山地が多いことが開発にはデメリットでしたが、地球環境問題を考えると二酸化炭素の排出権を売ることが可能な資源を持った地域になります。農業を振興してさらに、より多くの酸素を排出することで２１世紀のリーディング地域になることが可能です。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。
