2008年2月27日
和歌山市遠望
(紀の川の北側にある住宅街からの市内遠望。右手前は鳴滝団地:撮影岸本周平)
今日も寒い一日でした。写真のようにどんよりとした冬の空です。紀ノ川の北側は、山の中腹まで、開発が進み、住宅街が広がっています。今日の午前中は、その中でも古くから開発された団地での活動でした。
本当は、開発された土地の中で、道路、公園や水道などを開発者が市に寄付をして、完成後は市が管理するというルールがあります。残念ながら、和歌山市は何十年も前から、このルールが守られることなく、今日までに至っていると聞きました。
山を崩して、住宅地にするわけですから、まずは十二分な環境アセスメントが必要です。当時は、おそらくそんな観念はなかったでしょう。これからは、絶対に不可欠ですが、和歌山市に環境アセスメントの専門家は何人いるのでしょうか?
古い開発地は、住人も高齢化しています。まだまだ私道がたくさん残っており、補修もままならない様子です。毎日、市内をくまなく歩き回っていますと勉強になりますし、行政の不備にも気づかされます。
昨日のブログは、いささか感傷的でしたが、落選したからこそ見える世界の中で、もっともっと現場感覚をみがきます。「犬も歩けば棒にあたる。」ではありませんが、「周平も歩けば、世間がわかる。」ということを実感しています。コメント寄せていただいた皆さん、有難うございました。