2007年12月11日
地震対策
(日本予防株式会社の臼井康浩社長)
先週末、和歌山NPOセンター主催の「被災体験してみよう!!」に参加してきた話はブログに書きました。そこで、写真の臼井さんがパネルを展示しておられました。臼井さんは地震による家具の転倒防止やガラスの飛散防止の重要性を強く主張されている方です。
今、建物の耐震には大きな注目が集まっており、補強工事も次々と行われています。しかし、臼井さんに言わせると、公共施設や役所そのものでも室内の家具が倒れたり、ガラスが飛び散る危険やグランドピアノが移動する怖さに誰も気がついていないとのこと。
彼は、実際に新潟県の中越地震が起きた時に真っ先に現地に入り、室内を片付ける前の写真を撮影。この日もパネルで展示していました。11月17日付の朝日新聞でもこの問題が特集されましたが、使われた写真は臼井さんが撮影されたものです。
地震で避難した住民が座っている体育館の中、ステージの上にグランドピアノが置いてある映像を見るたびに、臼井さんは「大きい余震が来たらと思うとゾッとする。」とおっしゃいます。
確かに、建物が倒れなくても、その中の家具の下敷きになればたいへんなことです。先日のブログでは「和歌山に地震が来たら、紀の川の橋が全部落ちて、陸の孤島になる。」ということのショックをお伝えしましたが、今日は「建物の中のモノの固定の重要性」についても追加でお伝えいたします。興味のある方は下記のサイトをご参照ください。
http://www.jishinbousai.com/