（典型的な和歌山の住宅地。周平の辻説法の舞台です。）

　来る日も来る日も、街頭演説で明けては暮れます。駅前やスーパーマーケットの駐車場はもちろん、写真のような住宅地でもひたすら演説をします。おかげさまで、「濃紺のパッソ」にスピーカーを積めましたが、音が大きいので、車を置く場所には気を使います。空き地があればベストですが、団地では３００メートル単位で移動して演説しますので、そうはうまくいきません。

　この写真のように周平のポスターを貼っていただいている支援者のお宅の前ならOKですが、そんなお宅はもちろん多くはありません。結果として、住宅地の道路の角に立つしかありません。でも、そうやって、しゃべっていると、昔ながらの「辻立ちの説法」という言葉がぴったりします。

　もちろん、誰も出てきてくれませんし、ただひとりで年金改革や政権交代の必要などの演説をしているだけです。住宅地の中で、私の声だけが、むなしく広がって、消えていきます。でも、それでも、お家の中にいる人には私の声は聞こえているはずです（と、、思います）。

　駅前でも、スーパーの駐車場でも人出は多いですが、だからと言って人は私の演説なんか聞いてくれません。その意味では、住宅地でも、ときたま、窓を少し開けてこちらの方をのぞいてくれる方がいます。そんな奇特な方を見つけたら、もう必死です。周平はそこのお家に向って、大きな声で叫び続けます。

　組織もなく、お金もない落選中の候補者の強みは、とにもかくにも路上から政策を訴えつづける時間と体力と意欲があることだけです。この「幸福を呼ぶ濃紺のパッソ」の前で、演説している周平を見かけたら、励ましのエールを送ってやってください。