和歌山県知事 岸本周平 official website

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2024年12月30日

和歌山県職員の皆さんへの年末のメッセージ


今年1年、職員の皆さんには本当にお世話になりました。

知事就任後2年目となり、1年目の反省点もいくつかあります。昨年は私自身も「新人」で、いささか肩に力が入っていました。

良かれと思って提案したことも「上司は思いつきでものを言う」のたぐいであったように思います。

今年は、できる限りボトムアップ型で、部長以下で政策を決めてもらうようにしたつもりです。

「そんなことないで」という部分があれば、ご容赦ください。来年は直します。

一方、タウンミーティングや新総合計画の「熟議」などで、県庁で「それは前例がないので、だめだ。」と言われたとの県民の声を聴くこともありました。

知事室では「前例がないので、できません。」との説明はなくなったのですが、まだまだ県庁全体では浸透していないのかなと反省しています。

来年こそは、前例にとらわれずに、失敗しても良いから果敢に挑戦する県庁をみんなで目指しましょう。

業務改善、働き方改革も頑張りましょう。「男性育休100%宣言」、「勤務間インターバル宣言」、「女性の再就職応援宣言」や
ノーネクタイ、ノージャケットなどでの軽装勤務、リモートワーク、フレックスタイム制度などで明るい職場をつくっていきたいと思います。

そして、私たち自ら「和歌山愛(ラブ)」を育くんでいきたいと思います。

タウンミーティングや「熟議」で出会った皆さんは和歌山愛にあふれた方々でした。

かく言う私は、今年の夏に初めて熊野古道を本格的に歩きました。お恥ずかしいしだいです。

来年も和歌山の歴史や文化を身近に感じる機会を増やしたいと思います。

小説の世界では、有吉佐和子の「華岡青洲の妻」は世界初の全身麻酔手術に成功した華岡青洲の妻と姑の壮絶な物語。
津本陽の「深重の海」は太地の滅びゆく古式捕鯨の悲劇。
辻原登の「籠の鸚鵡」はバブル時代の和歌山を描いています。
中上健司の「岬」はふるさと熊野を舞台にした芥川賞受賞作品。

郷土の作家を正月休みに読んでみてはいかがでしょうか。

皆さん、よいお年をお迎えください。

紀伊山地の霊場と参詣道

2024年12月12日

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