2023年3月31日
学校教育の未来
誰にとっても学校生活の思い出はかけがえのないものです。一方で、いろんな
理由で学校に行けなかったつらい思い出をお持ちの人もいるでしょう。県民みん
なで学び、幸せで活力ある和歌山県にするにはどうすればよいのか、これから挑
戦していきます。
知事に就任して、4つの学校の卒業式に参加しました。県立和歌山工業高校で
は土木や機械、電気といった専門の学科を学び、就職や進学の道に進む皆さんを
送り出しました。就職の場合、生徒一人に15社が求人の引っ張りだこと聞きまし
た。専門の学科を学ぶ意義を感じました。
県立の盲学校とろう学校の卒業式にも参加。盲学校の3人の卒業生の中には、
中途障害で年齢の高い方もおられましたが、それぞれに新しい道に挑戦される姿
に感銘を受けました。ろう学校の卒業生も3人でした。皆さん、明るい笑顔でこ
れまでの学生生活の報告と前途への希望を語られ、こちらまで勇気をいただきま
した。両校ともに、教職員の皆さんの愛情をたっぷり受けて育てられた雰囲気を
感じることができました。関係者の皆さんには感謝しかありません。
私立のりら創造芸術高等学校の卒業式も、山上範子校長先生の紹介の後、13人
の卒業生の皆さん一人一人のスピーチがあり、不登校から立ち直り、仲間ととも
に成長していく物語など感動的でした。皆さんが保護者への感謝の思いを語る姿
に学校の教育方針の素晴らしさを感じました。
チャレンジドとしての専門教育、工業や芸術など専門の学科を学ぶ生徒さんたちの
後ろ姿から、たくさんのことを学ばせてもらいました。