和歌山県知事 岸本周平 official website

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2007年3月6日

働き一両、考え五両


        (ドトールコーヒー鳥羽博道会長とのツーショット) 

 今日は、民主党の政策関係の仕事で東京に来ています。ランチタイムはフリーだったので、ドトールコーヒーの鳥羽会長にお会いしてきました。鳥羽博道会長にはトヨタ自動車時代からお世話になっており、昨年は私が司会をする「LINKS和歌山」という若手経営者やNPO関係者の勉強会にも講師で来ていただきました。
 
 鳥羽会長はドトールコーヒーを今日の大チェーンまでにした立志伝中の素晴らしい人物ですが、最近は、財政再建の問題や地球環境問題で、雑誌のボイスなどに積極的に政策提言をなさってます。特に財政再建の問題には危機感を持っておられ、私は財政の専門家として、彼から意見を求められたのが最初の出会いでした。

 鳥羽さんご自身も若い時に、借金で苦しい思いをされた経験から、私の顔を見ると「岸本君、落選してよかったねえ。」とおっしゃるのが口癖です。彼が尊敬する政治家は英国のサッチャー元首相とシンガポールのリーカンユー元首相なので、当方はかなりしんどい思いをしながらお話をさせてもらっています。

 今日は、焼肉をごちそうになりながら、とても良いお話をお聞きしました。「働き一両、考え五両」というのです。「まじめに働くことは大事だが、きちんとした考えにのっとって働けば5倍の働きになる。」という意味だそうです。エジソンの有名な言葉、「1%のひらめきと99%の努力」も同じで、「ひらめきが間違っていれば、99%の努力は報われない。」というシビアな現実があるわけです。

 さらに、言葉が続きます。「骨知り五十両、ひらめき百両、見切り千両」となるそうです。物事のコツを知れば、50倍の働きができる。ひらめきが正しければ、100倍の仕事。見切り、すなわち決断が正しければ1000倍の仕事になるのです。なるほどなあ、、、と思います。

 そして、最後に「無欲万両」となるのだそうです。昔の日本人はシブいですね。鳥羽会長のように功成り名遂げた人物でも、「無欲万両」という言葉はさすがに奥が深くて色々と考えさせられたそうです。私なんかは「うーん」とうなって絶句するだけでした。無欲ほど強いものはないのでしょうね。次期衆議院選挙は「無欲の勝利」!!です。
 
 

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