和歌山県のコロナワクチン接種状況(医療従事者)PARTII
和歌山市では4月12日から65歳以上の高齢者のワクチン接種が始まりました。
和歌山県の医療従事者の接種は3月8日からスタートし、既に1万数千回の接種が行われ、4月12日現在、副反応22件内アナフィラキシー3件と公表されています。なお、この副反応には発熱や頭痛、倦怠感などは含まれていませんので、注意が必要です。
なお、ワクチン接種円滑化システムV-SYSが機能停止中のため、正確な接種回数は県ではわからないとのことです(3月末で9911回内2回目は1800回までは把握)。
厚生労働省は、4月12日現在全国の医療従事者470万人へのワクチン接種は約169万回(2回目約56万回)と発表していますので、和歌山県としてはせめて自分の県の数字を把握すべきではないでしょうか。。
一方で、和歌山県の医療従事者へのワクチン接種は、1瓶5回分の注射器で行われていますので、6回用の注射器に比べて3900回分(20箱:1箱195瓶:5回接種用の注射器)少なくなります。
4月中の和歌山市のワクチン接種は高齢者1500人ですから、これはあまりにも効率が悪いと思います。
1日も早く1瓶で6回打てる注射器を確保するよう改善を求めたいと思います。
河野ワクチン担当大臣は、ワクチンを無駄にしないよう工夫するよう呼び掛けています。
一方で、予約のキャンセル等での廃棄の問題があります。
和歌山市が高齢者用ワクチン接種のために出した通知では、1瓶1回でも使った場合は廃棄として登録しないように病院関係者に指示しています。
これでは、隠ぺい工作ととられかねません。
和歌山市に改善策を問い合わせていますが、お返事がいただけません。
公平、公正な行政のためには情報公開が基本ですので、改善をお願いしたいと思います。
追記:本ブログがアップされた後、ようやく和歌山市から回答があり、「厚生労働省の自治体説明会での国の指示に従っている。」とのことでした。
本件につき、4月16日の衆議院内閣委員会で厚生労働省に質問します。