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Blog活動ブログ

2006年10月24日

富山県立高岡南高校の椿事

 高校を卒業するのに、必修科目の単位を取らなければならないということを久しぶりに知りました。私達の頃はのんびりした時代だったので、意識しないまま、普通に単位を取っていたんだろうと思います。確かに、うちの息子と娘が高校を卒業するときに単位がどうとか言っていましたから、今では大切な問題だろうなとは思います。

 社会科目では、世界史が必修で、日本史と地理から1科目選択してはじめて卒業できると文部科学省が決めているそうです。「富山県立高岡南高校では、学校のミスで世界史を取っていない3年生が大勢発見され、今から必要時間の70時間の授業を受けないと卒業できない。」とNHKニュースが教えてくれました。

 驚きました。これまで、緻密な制度の運営では世界でも有数の正確さを誇っていた日本で、必修科目を受けさせない学校が出てきました。電車のダイヤも昔に比べれば乱れていますし、店員さんの対応が「信じられなぁ−い!」場面にも多く出くわす今日この頃です。

 日本のきめ細かいサービスの良さや、几帳面な対応が目に見えて減っています。確かに私達の知っている「古き良き日本」が音を立てて崩れている感はあります。、、と嘆こうと思いましたが、、、。

 待てよ!アメリカで暮らしていた時、「必修科目を受けなくて卒業できない高校生」の話は聞いたことがありません。あれほどアバウトで、いい加減なアメリカならこんな話は日常茶飯事のはず。

 プリンストン時代のご近所付合いの友人に電話で問い合わせたら、「Shuhei!アメリカは自由の国だよ。国が必修科目なんて決めないよ。もちろん、決めたって守れるほど几帳面じゃないしね。教育は郡や市が責任を持っているし、卒業できるかどうかは校長先生の判断だよ。」との返事が返ってきました。

 なるほど!今日は久しぶりに「目からウロコ」でした。アメリカ人は日本人ほど繊細ではありません。市中の人々は超アバウトです。だから、細かいことは全く気にしません。リーダー層もそうなんです。戦略論はしますが、戦術論は「まあまあ」です。

 そうか!日本人も、国際化してきたんですよ。重箱の隅をつつくことが得意な受験秀才は不要になったんです。これからは、細かい話にこだわらず、現場に任せるべきなんです。国や県が卒業単位を決めてはいけません。だって、守れないんですから。地方分権から「現場分権」ですね。

 しかし、仮に必修科目を決めるのなら、何で世界史なんでしょうかね。私が校長で分権されれば、必修はまず日本史で、次に世界史です。だって、日本人なんですよ。文部科学省は何を考えているんでしょう!

 今日は、久しぶりに興奮して眠れそうにありません。一昨日の(笑)、、JAZZマラソンの後遺症で筋肉痛のせいもありますが、、、、。

 

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必修漏れ!

2006年10月26日