少年柔道教室
(写真向かって右が阪口宗平先生、左が藤村利行先生)
昨日は中之島の柔道会館で少年柔道教室のある日です。火曜と金曜の午後6時半から8時までが稽古の時間です。私自身、小学校、中学校の9年間、藤村道場で柔道を習っていました。当時は火、木、土の三日間で、一回1時間でした。土曜日の夜に「巨人の星」が放映されていて、これが見られないのがたいへん残念だった記憶があります。
少年柔道を指導されている阪口宗平先生と、私の師匠である藤村茂先生のご子息利行先生のお勧めがあって、私も指導者として参加することになりました。この柔道会館は「藤村茂記念館」でもありますので、ご恩返しの気持ちもあります。
柔道着を着るのは20年ぶりで、恐る恐る受身の練習から始めましたが、何とか感触は思い出しました。青畳の上で、柔道着を着て、黒帯を締めるとすごくいい気持ちになれます。寝技や打ち込みの指導をしましたが、まじめな子ども達でした。
最後に、乱取りを子ども達とやりました。藤村茂先生は子どもとやる時も、組み手はしっかり、強く組みました。この人は本気だなと子どもに思わせるような力なんです(もちろん、子どもの方がそう思っているだけですが)。そして、こちらの技のポイントが決まれば投げられてくれます。ほとんどは投げられてばかりいるのですが、たまに茂先生を倒す喜びは格別でした。やる気を引き出すすぐれた指導方法です。
私も、昨日は同じように指導しました。しかし、日頃の運動不足で、30分足らずの乱取りで大量に汗をかき、フラフラになってしまいました。小学校1年から6年の子ども達が40人くらいいましたか、こちらも良い運動になりました。
驚いたのは、女子が男子に混じって、何の抵抗もなく稽古していたことです。私が子どもの時は、小学生で柔道をする女子はほとんどいませんでした。昇級試合で女子と当り、ドキドキして技が出せず、引き分けした苦い思いでもあります。今の子ども達は平気で寝技もしていますから、女子柔道が完全に根付いているということでしょう。
ちなみに、小学生を指導するということで、講道館から名誉三段をいただきました。今までは、経歴にニ段と書いていましたが、これからはインフレの三段です。指導者として三段に恥ずかしくないように努力しなければと気合を入れています。月に2,3回は必ず道場に顔をだすつもりです。
実は、このブログを書きながら、全身筋肉痛です(トホホ!)