高田機工労働組合定期大会
今日は、参議院議員の藤末健三さんが和歌山にご講演に来られた機会に、お会いすることができました。彼は、通産省の出身で、東大助教授から2年前の参議院選挙に比例区で民主党から立候補し、当選した若手の政策通です。
昭和39年生まれで、国際派の藤末さんは民主党のホープです。私も通産省に出向していた関係で、東大助教授時代からよく存じ上げています。学者時代と今の藤末さんとの一番の違いは「笑顔」です。比例区なので、支援団体の皆さんにあうため、全国を飛び回っています。その間に素晴らしい「笑顔」ができるようになったのだと思います。ぜひ、あやかりたいものです。
その後、海南市下津町の高田機工の労働組合の61回目の定期大会に来賓として出席し、挨拶をさせていだきました。橋梁メーカーとしては大手の会社でしたが、談合事件で指名停止処分などを受けてたいへんな状況にある中での大会です。
官製談合は国民の税金を無駄に使うことになりますし、何より違法な行為です。会社がそのような行動を取って、罰せられることで、会社の業績が悪化する。社員もリストラされざるをえない。これは社内のコンプライアンスの問題ではありますが、労働組合としてどのように向きあっていくのか重要な問題でもあります。
労働組合の加入率がどんどん低下していく中で、経営との距離感、コンプライアンスの中での位置づけなど、これからの労働組合運動のあり方を考えるには良い機会だと考えることもできます。
コンプライアンスは「法令遵守」と間違って翻訳されていますが、本来は「社会的要請に合わせる。」ことですから、労働組合が社内でコンプライアンスの旗手になることは今後の生き残りのためには必須かもしれません。