2018年1月17日
野党再編の第一幕
希望の党は民進党との統一会派を結成するプロジェクトを進めてきました。
その過程で、幹事長同士で確認した合意文書は、希望の党内で十分根回しをして練り上げたものです。
希望の党は、結党以来のチャーターメンバーと民進党の両院議員総会の組織決定に基づいて衆議院総選挙で合流したメンバーで構成されています。
チャーターメンバー、特に参議院の方々は、これまでの参議院民進党の議論を聞いていて思想信条が違いすぎるので、統一会派には反対の立場でした。
そこで、本来、両院議員総会で決定した事項に反対した議員は離党勧告、除名などの対象になるのですが、結党メンバーの特別の立場を重んじて、分党の提案も行いました。
そして、民進党が組織決定をするのを待っていたわけです。
しかし、残念ながら、民進党の両院議員総会では結論を得ることができずに、統一会派の協議は打ち切りになりました。
野党再編の第一幕は、志半ばで幕を閉じました。
このプロセスで、結党メンバーと合流組では、憲法改正問題、安保法への評価などが異なることがわかりました。
どちらが正しいということではなく、それぞれに強い思いがあるということです。
第一幕はうまくいきませんでしたが、そのことがわかったことは資産です。
この経験を生かしながら、気を取り直して第二幕にのぞみます。