2016年11月16日
映画「ちょき」
全編和歌山市内でのロケ。映画「ちょき」の試写会を観ました。
11月19日(土)から和歌山での先行上映でデビュー。
和歌山市内の「じゃんじゃん横丁」にある美容室が舞台。
妻を亡くした中年の美容師波多野直人と、その妻京子の書道の生徒だった少女との純愛物語。
少女サキは母親の虐待で失明。県立盲学校の寄宿舎で生活しながら学んでいた。
新しい先生の声が、京子に似ていたことから、サキは友達と一緒に10年ぶりに美容室を訪れます。
ロケ地は、和歌浦天満宮、マリーナシティ、磯ノ浦海岸、和歌山盲学校などです。
和歌山在住の方には、和歌山の美しさを再発見する楽しみがありますが、私は、この映画そのものに魅せられました。
舞台が和歌山であろうかなかろうが、関係ありません。
監督・脚本の金井純一さんが、素敵な純愛のストーリをまじめなひたむきさで、作り上げてくれました。
映画として、すごく完成度の高い作品に仕上がっており、観た後に、「ああ、映画っていいよなあ。」としみじみ感動しました。
歳を取って、失敗や挫折の経験のある大人にしかわからない映画です。
それでも、ぜひ、若い人にも観てほしい素敵な映画です。
主演の吉沢悠さんと増田璃子さんも素晴らしい演技でしたよ。
ドリップで淹れるコーヒーとレコード針で聴くアナログのオーデイオ。
私が大学生になった40年前に憧れたおしゃれな瞬間が見事に切り取られています。
言いたいことは山ほどありますが、皆さんぜひ一度観てください。
11月19日(土)ジストシネマ和歌山、イオンシネマ和歌山、ジストシネマ御坊・田辺・南紀
12月3日(土)渋谷HUMAXシネマレイトショー