第24回参議院選挙始まる。
第24回参議院選挙が公示され、18日間の選挙戦が始まりました。
自民一強体制に、野党第1党の民進党がどのように戦いを進めるのか、民進党の和歌山県連代表を務める立場として全力を尽くす覚悟です。
争点は、ぼやけています。与党は経済問題、特にアベノミクスを進めるのかどうかに焦点をしぼっています。「アベノミクスによって経済が回復したから、さらに押し進めたい。」と言いながら、「世界経済のリスク」を言い訳にして、消費税の引上げを再延期してしまいました。
民進党は、早々と消費税再延期を主張し、自ら争点をぼかしてしまいました。
党の決定なので、私も従っていますが、個人的には、このブログでも書いた通り、予定通り引き上げた上で、2%分を全額社会保障や教育に使うべきだと考えています。残念ですが、しかたありません。
一方、共闘する野党4党、憲法問題を争点にし、選挙の結果、与党に3分の2の議席を取らせないことを訴えています。
対する、安倍総理は、憲法改正の「けの字」も言いません。
したがって、立憲主義や安保法制、さらには憲法改正問題も争点にはなってきません。
選挙期間中に、経済問題ならアベノミクスに代わる新しい経済政策を争点にし、憲法問題なら、立憲主義や平和主義を争点にしていくよう頑張りたいと思います。
私の考えは、これまでこのブログで書いてきましたので、ここでは省略しますが、有権者の心に届くコミュニケーション力には、いささか心もとなさを感じざるを得ません。
和歌山選挙区は、事実上の野党統一候補が出馬していますが、民進党は自主投票となったので、選挙期間中、各地の候補の応援に駆け回る予定です。
公示日の第1声には、大阪選挙区のおだち源幸候補の所に応援に行きました。
おだちさんは、党の税制調査会で苦楽を共にしてきた仲間で、心から尊敬できる人物です。
桝添前都知事や甘利元経済担当大臣のような不祥事が続いています。
今度の選挙は、厳しい状況の下ですが、党や政策よりも、人物本位のまともな政治家を選ぶ選挙にしたいですね。