堀河屋野村とHANDRED(ハンドレッド)
2月3日(水)から9日(火)まで伊勢丹新宿店地下1階の食料品売り場、で日本食伝導ユニット「HANDRED」の物産展が開かれています。
私は和歌山の醸造家野村太兵衛さんに教えてもらいました。
野村さんは、和歌山県御坊市で300年以上続く醤油と味噌の醸造元堀河屋野村の第17代当主です。
堀河屋野村は元禄元年(1688年)に廻船問屋としてスタート。その後、1756年から醤油、味噌の醸造を始めました。
今日、お尋ねしたらご子息の野村圭祐さんがおられ、熱いお話をうかがうことができました。
HANDREDとは、100年先に日本の”味”を受け継ぎ伝えていくユニットだそうです。参加企業は、飯尾醸造(京都)、鈴廣(神奈川)、白扇酒造(岐阜)、堀河屋野村(和歌山)、丸八製茶場(石川)、宮坂醸造(長野)の6社です。
100年の100ならhundredですが、手造りのHANDと失われつつあるREDとを組み合わせたそうです。
たとえば、薪火だけで造る醤油、無農薬の米や手麹でのみ造られる芳醇な酢やみりん、長年の経験を積んだ職人がつくる蒲鉾、蔵の杜氏と水が生み出す、豊かな風味を持った日本酒、、、といった具合です。
ミッションは100年先に、日本の”味”を受け継ぎ伝えていくこと。
商品の富士酢、鈴廣かまぼこ、白扇みりん、三ッ星醤油、加賀棒茶、清酒 真澄などがはんばいされていました。
不思議なご縁で、岐阜の白扇酒造は私が若いころ税務署長で赴任した管内の造り酒屋です。今日お会いした加藤祐基さんは、私が署長時代にお世話になった加藤孝明社長のご子息。
何とスモールワールドなことにビックリポンでした。
日本の伝統的な食文化を彼ら若者が引き継いでいく姿を見ていると、頼もしい限りです。
みんなで守っていきたいですね。