和歌山県知事 岸本周平 official website

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2015年10月8日

BS日テレ「深層NEWS」に出演。

(深層NEWSの番組後、記念撮影。)

 BS日テレ「深層NEWS」に生出演。

 第3次安倍内閣への評価や、野党再編をテーマに、1時間、与野党の論客と激論。

 維新の片山虎之助先輩は渋い味を出されていました。

 まず、「1億総活躍」は、戦中・戦後の「1億一心」、「1億火の玉」、「1億総懺悔」と同じ発想で、いかにもネーミングが悪いと主張。

 しかも、政策として数値で評価できない点も指摘。

 私の財務省の1年先輩の加藤勝信さんが担当大臣になりましたが、加藤さんのように優秀な方でも、ラインの職員がいない内閣府の大臣では、なかなか実力が発揮できないことにも触れました。

(熱弁をふるう岸本周平。)

 また、アベノミクス第2ステージは、名目GDPを600兆円にすることも掲げています。

 これは、インフレ期待をあおるだけの政策です。

 安倍総理就任時の実質GDP約520兆円は、2年経った今年の4-6月期も同じ水準のままです。結局、経済は成長していません。

 消費者物価(コア)も2年経って、マイナスに。どう考えても名目GDP600兆円は不可能です。

 また、子育て支援では、希望出生率1.8の実現、待機児童ゼロ、幼児教育無償化などを掲げています。

 そのこと自体は国民の誰もが賛成することですが、その財源をどうするのかについての説明はありません。

 介護離職ゼロなどの安心につながる社会保障も、素晴らしいことですが財源はどうするのでしょうか。

 消費税10%引上げ分は、別の社会保障の充実に充てられる予定です。目くらましの政策変更に他なりません。

 アベノミクス第1段の検証を先にすべきです。

 第3の矢の成長戦略は、成果が見られません。まずは、国民一人一人の生産性を上げる政策を地道に行うべきです。

(アベノミクス批判をする岸本周平。)

 最後は、野党再編のためには、民主党の解党が前提との私の持論を展開しました。

 立憲主義とリアリズムに基づく平和主義の旗を立て、公務員人件費の2割削減などの行財政改革の高いハードルの下に、新党の受け皿を作り、野党再編。

 そのためには、歴史的な使命を終えた民主党の解党が必要です。

紀の国わかやま国体が無事終わりました。

2015年10月6日

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2015年10月13日