2015年7月19日
護衛艦「あけぼの」来和
護衛艦「あけぼの」が、7月19日(日曜日)、和歌山港中埠頭第2号岸壁で、一般公開されました。
護衛艦「あけぼの」は、2000年9月25日に進水、2002年3月19日に就役した4,400トン、最高速度30ノットの船です。SH-60J、SH-60K哨戒ヘリコプター1機搭載。
これまで、海賊対処や合同演習のために海外に派遣され、厳しい任務を果たしてきました。
2003年10月28日、テロ対策特別措置法に基づき、インド洋に派遣。2004年3月23日に帰国。
2009年3月17日、新テロ特措法に基づき、インド洋に派遣[。2009年9月1日に帰国。
2013年4月9日に第15次派遣海賊対処行動水上部隊としてソマリア沖へ出航、任務を終了し、同年9月24日に帰国。
この他、2010年にはRIMPAC2010に参加。ハワイ周辺海域での訓練や豪州ダーウィン沖で実施された、多国間海上共同訓練「カカドゥ10」にも参加しています。
以上からわかるように、一度外洋に出れば半年以上戻れません。
隊員の中には、3度も4度も外洋勤務についている者もいるそうです。
累積で2年、3年と家族と離れた生活をするわけですから、離婚問題を含む家庭内の問題、隊員自身の精神状態の問題など、艦長さんは、任務以外のことにも気配りをしなければいけません。
個別的自衛権に基づき、国民の生命、財産、幸福追求の権利を守る自衛隊の皆さんには心から敬意を表します。
艦長の大日方孝行二佐とも、安全保障政策を含め、しっかり意見交換ができました。
お疲れさまです、そして、日本の海の守り、よろしくお願い申し上げます。