2015年3月4日
予算委員会の地方公聴会
今日は、衆議院予算委員会の地方公聴会で石川県金沢市に行ってきました。
大島理森委員長を団長に、与野党15人の予算委員が派遣されました。
午前中は、金沢商工会議所の皆さんと意見交換の後、有名な近江町市場と新幹線金沢駅を視察。
市内はどこも3月14日に開通する北陸新幹線への期待にわいていました。
近江市場は、「加賀百万石」の台所。魚介類のお店を中心に、昔ながらの「市場」がどこまでも続いており、感激しました。
外国人の観光客も多いのか、英語の表示がたくさんありました。カキやエビなどがその場で食べられるシステムです。
再開発したビルの1階も、そのまま、昔の市場の風情を残し、違和感なく溶け込んでいました。努力の跡がしのばれます。
午後の公聴会では、谷本正憲石川県知事から、新幹線の金沢以西への延伸への期待や県の少子化対策の説明がありました。
連合石川の西田満明事務局長からは、若年層の失業問題、非正規雇用の女性割合が高いことなど地元の問題が指摘され、景気回復の実感はないとのことでした。
介護サービス事業の村木睦社長かたは、介護報酬引き下げの問題点や、人材育成の重要性についてご意見をお聞きしました。
金城大学の本田雅俊教授からは、アベノミクスには均衡ある経済発展に向けた理念がないとのご批判や地方創成の問題点が提起されました。
予算委員会の地方公聴会は何度も経験していますが、いつも日帰りのタイトな日程です。
それでも、永田町では聞けない、地域の本音のお話をうかがうことができ、今回も有意義な出張になりました。