392年続いている伝統の和歌祭に参加して
今日は、和歌祭本番です。和歌祭は紀州東照宮の大祭の渡御行列の別名です。始まりは、江戸時代の元和8年、西暦1622年ですから、今年で392年続いています。
一時、参加者が少なく、存続が危ぶまれたのですが、「和歌祭保存会」の皆さんの努力で、行列の芸技も復活したり、毎年盛大になってきています。
まず、午前10時からの東照宮での神事に参加。
(伝統のお神輿。これをかついで東照宮の急な階段を駆け下りるのが和歌祭のハイライトです。)
その後、私はよろい、かぶとに着替えて「武者行列」に参加。
「武者行列」には、2006年から参加していますので、今年で9年目。もっとも、祝儀不祝儀と重なった年は参加できず、残念ながら、皆勤賞ではありません。
晴天の下、、、は良かったのですが、暑い一日で、けっこうくたびれました。
よろい、かぶとは映画の撮影用ですが、それでも30キロはありますので、難行苦行です。
今年は、JR西日本和歌山支社の岡田学副支社長さんをはじめ支社の若手の方々にもお手伝いいただきました。この場を借りてお礼申し上げます。
(「面被(めんかぶり)」、通称「百面(ひゃくめん)」の佐野さんとツーショット。)
行列には、相撲取や連尺(行商の反物売り)、餅つき踊り、雑賀踊り、舞姫などの芸技の集団がたくさん出ます。
東照宮を出発し、和歌浦漁港から方男波海岸、不老橋、玉津島神社を回って神社に戻るコースを2時間程度で歩きます。
歩いている間は、平気なのですが、芸技集団の演舞の間は行列が止まります。立ったまま、待っているとよろい、かぶとの重みがずしりと頭と肩に乗ってきます。
難行苦行で歩いていると、沿道から「周平さん、頑張って!」と掛け声がかかります。
その声援に支えられて、今年も最後まで無事持ちました。ゴール手前のお店のご主人が升酒をふるまってくださいます。疲労がピークになっていると日本酒を一合くらい一気に飲んでも良いませんね。気付け薬のように体がシャキッとするのは不思議です。
終わって、よろい、かぶとを脱いだ時の解放感は最高です。その気分を味わうために、また来年もチャレンジします。苦笑。