中央大学大学院の集中講義
中央大学大学院の客員教授として、集中講義をするのは今年で9年目。
仕事柄、冬期の集中講義にしてもらっています。今日と明日の二日間、朝から晩まで缶詰でゼミをやります。
1996年にプリンストン大学で教鞭を取ってから、帰国後も、埼玉大学経済学部、同大学院を経て、中央大学の大学院で教えています。
官僚時代も、落選中も、議員になってからもずーと二足のわらじを履いています。最近は論文を書くことはできなくなりましたが、アカデミックな環境と、若い学生さん達との交流が知的な刺激を与えてくれます。
今年は、ハーバード大学のニーアル・ファーガソン教授の「劣化国家」と北海道大学の中島岳志准教授の「リベラル保守宣言」を講読するゼミです。
それぞれ、過去のブログで紹介している本ですので、参照していただければ幸いです。
私自身、政治家として大きな壁にぶつかっている現状を打破するために、必死の思いで読み込んだ二册です。今の時代に真っ正面からアドレスしている本だと思います。
歴史修正主義に陥り、ほんとうの保守主義から逸脱している安倍内閣への警鐘を鳴らさなければと考えていますが、野党の力不足で国民の共感を得られていません。
国のあり方も、これまでのような政府主導のやり方が機能しなくなっていることにどう対応するのか、難しい課題です。
そんなことを学生さんたちと自由に議論する場は、とても有り難い機会です。
もっとも、今日は大雪の影響で講義は午前中のみ。午後は学生を早く帰らせるため休講にしました。
私の方は、衆議院の本会議が入ったので、午後は国会に戻りました。
明日は教師に戻って、朝から晩まで、じっくりと講義します。