番所庭園でのバーベキュー
前の週末、和歌山市内の雑賀崎にある「番所庭園」でバーベキューに参加。
私の後援会有志の皆さんが久しぶりに主催してくれました。
いつもは、雑賀崎の隣の漁港「田の浦」のなみはやビーチでバーベキューをするのですが、番所庭園でやるのは初めてです。
岬の突端が剣のように突き出ていて、全体が平らで芝生が植えてあります。
和歌浦湾を眺めながらのバーベキューは最高でした。
番所庭園は、「番所の鼻」と言います。江戸時代、紀州藩は見張りのため「遠見番所」を設けました。紀州藩は海岸線が長いので、十数ヶ所に番所がありました。ここは和歌山城に最も近い番所として、特に重要な所でした。
その後、遠見番所は鷹の巣山頂(今の雑賀崎灯台のある場所)へ移転したので、ここは「元番所」とも呼ばれました。1853年のペリーの来航を機に、「元番所お台場」が、ここに構築されました。お台場には大砲が据え付けられました。
大砲を備えた台場は、元番所以外に、加太から下津町までの海岸線に計41か所築かれました。その中で唯一、ほぼ完全にその形を残すのが、番所庭園の近くにある「カゴバ台場」遺跡です。
私も参加している「トンガの鼻自然クラブ」は、「トンガの鼻」にある「カゴバ台場」への道を整備し、市民の憩いの場にするとともに、県の文化遺産に指定する運動を成功させました。また、春秋の「夕日を見る会」で見学会を開いて広報宣伝活動もしています。
このように歴史的な遺産に囲まれ、風光明媚な和歌の浦、雑賀崎でのバーベキューができるなんて、和歌山市民は幸せですね。
ちなみに、番所庭園は年中無休(但し雨天休園)です。予約は、利用の3ヶ月前から先着順で受け付けています。サイトの数は6つ、で特に景色が良くて屋根やベンチのあるスペシャルサイトは3つあって利用料は3千円。屋根のないサイトは利用料15百円。
ぜひ、皆さん、ご利用ください。