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2012年8月25日

領土問題に思う

 最近、領土問題をめぐって、様々な動きがあり、野田佳彦総理大臣の記者会見もありましたので、私の意見をまとめておきます。

 韓国の李明博大統領が竹島に上陸しました。許されない暴挙です。

 歴史的にも国際法上も竹島が日本の領土であることは何の疑いもありません。

 韓国側は日本より前に竹島を実効支配していたと主張していますが、根拠とされる文献の記述はあいまいで、明確な根拠にはなりえません。

 戦後、日本が連合軍に占領中のどさくさにまぎれて、韓国は不法な「李承晩ライン」を一方的に設定し、力をもって竹島の不法占拠を始めました。

 サンフランシスコ平和条約締結時に、韓国が竹島を自国領土だと主張した時に、アメリカは明確に否定しています。

 竹島問題を、日韓の歴史認識の文脈で論じてはいけません。

 戦後の韓国の一方的な不法占拠が、国際社会の法と正義にかなうのか!自国の正義を一方的に訴えるだけでは、建設的な議論は進みません。

 韓国が、自国の領土であることに自信があるなら、国際司法裁判所に共同提訴して、正々堂々と議論し、決着をつけるのが王道です。

 また、尖閣諸島には、解決すべき領有権問題は、そもそも存在しません。

 日本は1895年に、国際法上の「無主の地を先占」する形で、尖閣諸島を領土に編入しました。

 中国が領有権を主張し始めたのは、石油埋蔵の可能性が指摘された1970年代以降です。

 尖閣諸島が日本固有の領土であることは、歴史的にも国際法上も疑いがありません。

 しかも、尖閣諸島は日本が有効に支配しています。

 今後は、不正上陸を繰り返させないために、総力を挙げて周辺海域の監視に万全を期すべきです。

 日本固有の領土である北方領土問題も、法と正義の原則を基礎として、静かな環境でロシアとの交渉を進めるべきです。

 重要なことは、法と正義に基づき、平和的、外交的に問題解決を目指すアプローチです。

 アジア太平洋全体の安定と繁栄のためには、国際法に合致したルールに基づく秩序を広げていくことが不j可決です。

 そして、当事者同士がいかなる場合でも、大局を見据え、決して冷静さを失わないということが何より重要です。

 日本の当事者も含め、韓国、中国の政治家、外交関係者に冷静な対応と基本的な外交儀礼を強く望みます。

                    私たちのために。
                    私たちの子どもたちのために。  
                    私たちの大切な人のために・・・。
                    信じられない政治に終止符を打つ。 

特例公債法案

2012年8月24日

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参議院での問責決議

2012年8月29日