社会保障・税一体改革合同会議PART2
今日は、社会保障・税一体改革合同会議の二日目。
午後5時半から、午後9時まで、休憩なしで討議しました。
中身は、法案の中身についての政府側への質問と、その返しです。
昨日、フロアから出た疑問点について、政府側が資料を出して説明し、再質問などで質疑が続きました。
技術的な問題は別にすると、主な論点は次の通りです。
まず、本当に、「社会保障と税の一体改革」となっているのか、増税法案だけが突出しているのではないか?そして、歳入庁やマイナンバーはいつ、どのタイミングで実現し、その担保は法案のどこにあるのか?などんぼ総論的な論点です。
そして、法案で言えば、附則の部分で大きな論点が3つありました。
まず、経済が好転しない場合の条件停止の附則第18条の問題。原案では、その判断を、「名目および実質の経済成長率、物価動向等、種々の経済指標を確認し、経済状況等を総合的に勘案」して行うことになっています。フロアからは、たとえば名目3%、実質2%、GDPデフレータ1%など、具体的に書くべきだという意見が出ました。
そして、「大綱」では目出しがあったものの、この法案では「具体化に向けて検討を加え、その結果に基づいて所要の措置を講ずるもの(附則第27条)」とされているテーマ、たとえば逆進性対策のようなものは、法律にきちんと書くべきだとの意見が出ました。
さらに、附則第28条の、「更なる税制の改革」について、「平成28年度をめどに必要な法制上の措置を講ずるものとする」という規定に関しては、再増税の規定であり、削除もしくは「大綱」どおり、「今後5年を目途に」とすべきとの意見が出ました。
フロアからの質疑が一巡したところで、私の方から、「以上のような論点が出されたので、これらを明日、政治家通しでじっくり議論ささせていただきたい。」と申し上げ、午後9時に終了したしだいです。
たいへん緊張する日程でしたが、何とか二日目も無事終わりました。
実は、この会議が始まる前に、地元の開智中学校の生徒さんたちが国会見学に来てくれました。
グループを分けてわざわざ、国会見学に来てくれたとのこと、引率の先生によれば「政治家志望の生徒さん」もいました。
この子たちの未来のためにも、頑張らねばと気合をいれました!開智中学校の生徒の皆さん!ありがとうね。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。