民主党税制調査会花盛り!
(民主党税制調査会の様子。)
今週も党の税制調査会が、連日開かれています。昨日までに、各種団体や政府からのヒアリングを終了。
今日から、社会保障・税一体改革の討議が始まりました。
この討議は、政府関係者や秘書さんにも、退出いただいて、議員だけで議論することになりました。
ワイヤレスマイクを使うと、メディアの方々にICレコーダーで情報が筒抜けになるため、マイクも使いません。
役員会でつくった論点メモに沿って、議論をスタート。
議事進行役は、たいへんでしたが、議員の皆さんは、熱心ながらも、冷静に前向きな議論をしてくれました。
6月の成案で、2010年代半ばに、段階的に消費税率を10%に引き上げることは決まっています。
論点は、時期と税率をどこまで具体的に書くか、経済状況をどのように考えるか、あるいは具体的な逆進性の緩和策をどうするかなどです。
今日の議論では、消費税引き上げの前に、国会議員の定数削減、公務員給与の引き下げなどを同時並行的に行うことを法律に書くか、トリガー条項にするべきだとの意見がコンセンサスでした。当然だと思います。
社会保障の充実に関しては、既に社会保障調査会が「素案」をまとめました。
人生前半の社会保障にも重点を置いた素案となっています。高齢化比率が40%を超える(高度成長の時代は5%でした。)時代には、現役世代の税金や保険料負担だけでは社会保障はまかなえません。
すべての世代が、消費税で負担を分かち合う以外に、財源の手当ては不可能です。
しかも、1000兆円を超える借金の残高(国民一人当たり800万円)を抱えて、これ以上、孫や子どもの世代にツケを先送りすることはできません。
国会閉会中にもかかわらず、大勢の同僚議員が参加してくれたことに、感謝です。
そして、誰一人野次を飛ばすことも無く、冷静な議論ができたことを誇りに思います。
明日も、午後3時から会議が開かれます。ひとつひとつ論点をクリアしながら、年内には結論を出したいものです。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。