第58回総合美術展
>(和歌山文化協会主催の第58回総合美術展に出展した私の作品と岩井利子先生の生け花。)
和歌山文化協会は華道、茶道、能などいくつかの部門ごとに活動をしています。私は生活文化部に所属して、活動してきました。
総合美術展は、会員の絵や書、写真に対して、華道部の皆さんが、お花を生けてくれます。タイトルを決めて、そのテーマに合うお花を生けてもらうという、とてもおもしろい趣向の展覧会です。
今年は、震災や台風の被害で悲しい年となってしまいました。犠牲者の皆さまを弔いながら、それでも、残された私たちは復旧、復興に向けて前に向いて歩むしかありません。
それで、あえて、「楽」というテーマで、お願いしました。
(岩井利子先生と。)
岩井先生は、秋には菊花展などで皆さん元気をいただくからと、黄色の菊を中心に、本当に見ていて、楽しくなるようなリズム感のあるお花を生けてくださいました。
どの作品も、テーマに沿った生け花とのコラボレーションが素晴らしく、このようなユニークな展覧会を58年も続けてきた和歌山市民の「文化力」に脱帽します。
長らく事務局長をしてこられた中森慶甫先生とも記念写真を撮りました。
書道は、高校生の授業で習っただけで、お恥ずかしいのですが、出展のために、泥縄式で練習していますと、精神の集中にはとても良いことがわかりました。
練習は、新聞紙でやっています。練習だと、筆が走って、我ながら、「まあ、いいじゃん!」と独りよがりに思う時もあります(錯覚なのですが、、、苦笑)。
これが、色紙を前にすると、手がすくんでしまうのですね。
忍術の極意を問われた服部半蔵が、畳の敷居を目をつぶって歩いたという逸話があります。質問した殿様が、「そんなことなら、わしにもできる。」と言ったところ、「はい。その通りです。問題はこれを千畳の谷の上でもできるかどうかでございます。」と答えたとのこと。
そうなんですね。色紙と新聞紙で違ってはいけないのですが、、、、。まだまだ半人前です。はい。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。