寺島実郎日本総研理事長講演会
今日、地元和歌山のホテルで寺島実郎日本総研理事長の講演会が行われました。
超多忙な寺島先生ですが、今回も私の応援のために来和していただきました。浪人中の応援も含めて、二回目の講演会です。
私が司会役ですが、国会日程もあるので、夜の講演会になりました。それでも、600人を超える市民の皆さんが参加してくださいました。
テーマは東日本大震災への対応戦略に関して、経済政策、エネルギー政策など多岐にわたって、ご持論を展開していただきました。
ある意味、たいへん難しい議論なのですが、先生の話術の巧みさと内容の新鮮さから、途中で退席する方もなく、しーんと水を打ったような会場では、皆さん集中して聞き入っておられました。内容は、次のURLが参考になります。
http://www2.jfn.co.jp/owj/tera/index.php
私は、コーディネーター役でしたが、為替レートについて質問をしました。
対談を予定していたのですが、時間の制約でできず、会場からの質問の代わりに私が聞かせてもらいました。
私が寺島先生に初めてお会いしたのが、1995年のワシントン。まさに、1ドル80円を割った年です。そして、今、1ドル77円台という円高。
ユーロもドルもそれぞれの財政不安で、相対的に見栄えの良い円に逃避してきている状況で、今後の予測をおうかがいしました。
寺島先生は、「予測はできないが、円高では、日本企業の海外逃避が続く。円の実力は120円程度ではないか。しかし、あえて言えば、円安で石油や食料の輸入物価が高騰したり、円で取引できなくなるよりも円高の方がまだましだ。実力以上に評価されている円高を利用して、新しいビジネスチャンスをつくることも考えなければ。」とのお答えでした。
予定時間を大幅に延長しましたが、会場の皆さんには、とても喜んでお帰りいただきました。
私は、とんぼ返りの忙しい日程となりましたが、とても良い講演会を主催できてハッピーでした。寺島先生はじめ、関係者の皆さま、スタッフ、ボランティアの皆さまに感謝申し上げます。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。