エンジン01文化戦略会議で講演。
(エンジン01文化戦略会議のエンジン塾で講演中の岸本周平)
今日は、エンジン塾でNPO法改正による寄附金税制の拡充に関して、講演をしてきました。
塾長は森本敏拓殖大学教授。毎回、お手伝いしていますが、今日は、私が主に講演させていただきました。
元々、エンジン01文化戦略会議は「文化に寄附を!」ということも一つの目的に結成された団体です。
http://www.enjin01.org/index2.html
会長が、アサヒビールの樋口廣太郎さん、幹事長が作曲家の三枝成彰さんでスタートし、私も創立メンバーの1人です。国会議員はメンバーにはしないという不文律がありますが、創立メンバーの故をもって、「フェロー」という肩書きで、参加させていただいています。
森本教授、三枝幹事長に加え、俳優の辰巳琢郎さんやCGアーティストの河口洋一郎さんなど10数名のメンバーが集まってくれました。
皆さん、「エンジン01発足時の夢だった寄附金税制拡充が実現した!」と、、、すごく喜んでくださいました。
日本の寄附総額は5910億円でGDPの0.1%(2007年)。これに対して、米国では36兆2258億円で同2.2%(2008年)、英国では1兆812億円で同0.8%です。
しかも、個人寄附の割合が米国82%、英国94%に対して、日本ではわずかに19%なのです。
今晩の勉強会では、間に軽食タイムをはさみ、寄付金税制の話題で大いに盛り上がりました。
「少しでも、欧米の寄附の水準を目指して、この寄附金税制を活用していきましょう!」と。
欧米の寄附には宗教的なバックグラウンドもあるでしょうが、日本でも、祭りの寄附の習慣があります。
今回の東日本大震災では、多額の寄附が集まっています。
日本に寄附文化が根付く日は、そう遠くないと、確信しています。