2010年12月16日
一芸に秀でることの意味PART2
先日、エンジン01文化戦略会議の懇親会で、料理評論家の山本益博さんと同席しました。
会合では何度かお会いしているのですが、ゆっくりお話するのは初めてでした。
で、場所は、普通の「焼き肉屋さん」。
私もそうとうミーハーなので、山本さんのようなグルメが普通の「焼き肉屋さん」でどのように「振る舞う」のか、、、興味深々、、笑。
ところが、、、山本さんは「焼き方」に徹して、鍋奉行ならぬ「網奉行」?!
てきぱきと焼いて、私たちに食べさせてくれます。
まあ、予算が安いし、普通のお肉なんですが、山本さんが焼くとおいしいんです。
うーん、、私がミーハーだからかな、、、汗。
ご本人も「おいしいね。おいしいね。」とパクパク。
あまりおいしくない「雑炊」もパクパク。米粒ひとつ残さず、すごくきれいに食べてます。
思わず、「山本さんのような方でも、こういう普通のもの食べるんですか?」と、、お馬鹿な質問をしてしまいました。
いわく、「おいしいものを食べるのではなく、食べ物をおいしくいただくことが大事なんです。」ときっぱり。
「普通の素材でも、焼き方しだいでおいしく食べられますから、それがわかる自分が焼くんです。」
「雑炊は、たいてい熱々だったらおいしく食べられます。だから、素早くいただきます。しかも、自分の食べた後は皆さんに見られますから、少しも残すことなくきれいに食べるようにしています。」とのこと。
うーん。まったくおごり高ぶることなく、腰の低い山本益博さん。
世間話をしていても、奥が深かったです。
一芸に秀でることは大事だなと、、、。
私の一芸は、、、「一日7〜8時間、道ばたに立てること」、、、です。うーん。