和歌山県知事 岸本周平 official website

Blog活動ブログ

2010年8月18日

和歌山県の体育教育について

 平成27年に和歌山県で国体が開催されます。

 前回が昭和46年。私が中学3年生の時でした。黒潮国体と銘打たれて、新しい幹線道路ができたり(国体道路と言われています。)、県民全体で高揚するビッグイベントでした。

 二巡目の国体にどのような意味があるのか。高度成長の時代ではありませんから、道路や箱モノを建てるようなことではないでしょう。

 むしろ、子どもたちの体力向上のきっかけになるような、地道な大会にしていきたいものです。

 と言いますのは、和歌山県は、小学生の体力は全国で30位前後、中学生では42〜44位と低迷しています。同時に学力もまったく同じような順位です。体力と学力はけっこう関係あるんですね。

 ちなみに、不登校は平成17年にはワースト2位でしたが、20年にワースト9位まで挽回。暴力行為も17年のワースト4位から20年にワースト12位です。決してほめられる数字ではありません。

 国体で優勝するために、全国から優秀なスポーツ選手を集めてくるようなことに、どのような意味があるのでしょうか?

 前回の黒潮国体はそうでした。もちろん、地元の選手も大活躍しましたし、来ていただいた選手の皆さんが和歌山に残り、指導者として素晴らしい実績を残されています。

 しかし、今回も同じようなことに労力を使うのでしょうか?

 二巡目国体なのですから、この機会に和歌山の子どもたちの体力を上げる、大県民運動を起こすきっかけにしてはどうでしょう。

 私は城東中学の聖火リレー隊の隊長として、聖火リレーに参加しました。柔道部でしたから、柔道の試合は応援にいきました。スポーツへのモチベーションがすごく上がりました。

 ぜひ、県下のすべての小中学生に、大会運営に参加して、スポーツの素晴らしさを体験してもらいたいですね。

 全国でベストの体力を目指して!!

             私たちのために。
             私たちの子どもたちのために。  
             私たちの大切な人のために・・・。
             信じられない政治に終止符を打つ。
             そして、信じられる政治を創るために。

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