勝間和代さんと一緒に ― エンジン塾
(エンジン塾でパネル。左から、勝間和代さん、周平、波頭亮さん、二川審議官、森本敏さん。)
今日は、財務金融委員会の理事懇談会やコアメンバー会議などが断続的に入りました。会期末の委員会の処理がテーマです。
また、中期財政フレームワークや、税制調査会、新成長戦略などについても、ヒアリングをしました。参議院選挙までには、発表されることになります。
夕方、エンジン01文化戦略会議主催のエンジン塾に参加。
http://www.enjin01.org/index2.html
これは、拓殖大学の森本敏教授がファシリテータ―で、今年度2回目の会合。
テーマは年金問題と財政破綻はあるのか?
経済評論家の勝間和代さん、波頭亮さんと私がコメンテーター。厚生労働省からは二川一男審議官が年金制度の説明に来られました。
二川さんからは、年金は少子高齢化や自営業者だけでなく非正規のサラリーマンが国民年金に入らざるを得ないことの結果、現行制度ではもう持たないことの説明がありました。
民主党案は最低保障制度のある国民総参加の所得比例年金です。私は、主計局で年金担当主査を3年間やっていましたので、年金には明るいのですが、民主党案が現実に機能するか、そう簡単なものではないと考えています。
少なくとも、基礎年金の部分は保険料方式ではなく、税方式、できれば安定財源の消費税を充てるべきです。
その上で、所得比例部分の設計は超党派で検討すべきだと考えます。
勝間さんからは、デフレ脱却の必要性を強く説明していただきました。
私からは、「国家財政を考える会」の基本的考え方、強い経済で自然増収、社会保障の再構築、そして2010年にプライマリーバランス黒字の必要性を説明しました。
三枝成彰幹事長をはじめ、会員の皆さんが20人以上集まってくださり、時間の経つのも忘れて、夜遅くまで議論が続きました。
年金も財政規律も重要な問題です。