「社会を変える」を仕事にする
「新しい公共」という言葉。鳩山由紀夫総理が演説の中でもよく使う言葉です。
これまで、公の仕事は「官」がやるものだというイメージがありました。今では、NPOのみならず、いろんな形で地域や個人が「公」の仕事にボランティアなどで、かかわっています。
その大きな動きの中で、駒崎弘樹さんという青年が活動をしています。
いわゆる「社会企業家」です。NPO法人フローレンス代表理事。
彼は、学生時代にITベンチャーの社長として、ひとかどの活躍をするのですが、その生き方に飽き足らず、「病児保育」のNPOを立ち上げるのです。
その汗と涙の物語は、「社会企業家と言う生き方「社会を変える」を仕事にする」(2007年、英治出版)を読んでいただければ、、、。
本人の言葉を借りれば、イノベーター(革新を起こす人間)を目指している人です。私も同じ気持ちで政治をしているので、親近感を持っています。
そして、一人で仕事を抱え込み、働きすぎていたと気付いた彼が、「ワーク・アンドライフ・バランス」を求めて「働き方革命」を実現するのですね。
それは、「働き方革命―あなたが今日から日本を変える方法」(2009年、ちくま新書)に書かれています。
ホームページは次の通りです。
私が就職活動をしていた30年前、「公の仕事がしたい。」という学生は公務員になりました。今では、直接NPOなどに入って、自分の夢を目指す若者が増えています。
駒崎さんも自身がそうでしたが、そのような若者を含めて60人のスタッフを雇って、事業を維持しています。
今の方が、はるかに健全です。「新しい公共」は政治家や公務員だけが「公」を担うなんて思い上がりを捨てることから始まります。
政権交代の一つの意義は、このような考え方が政府の中で当たり前になったことではないでしょうか。
私たちのために。
私たちの子どもたちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。