インドセンターのヴィバウ・カント・ウパデアーエ代表
東京神田の古書店街。本屋の2階に、NPO「インドセンター」の事務所があります。代表を勤めているのが、10数年来の友人であるヴィバウ・カント・ウパデアーエさん。
彼は親族にインドの大臣や州知事などを輩出する政治家一家の出。本人は、東大大学院に留学して、和製ソフトの「トロン」を開発した坂村健教授の門下生となります。
卒業後、1996年にNPOのインドセンターを日印の両方に立ち上げ、民間外交の立場から「日印友好」を推進してきました。
その頃から、彼との交友が始まりました。国際局アジア通貨室長をしていた1999年に、インド政府との交渉のためニューデリーに行く機会がありました。財務省の次官との交渉でしたが、ビバウさんが一緒にインドに来てくださり、大臣や政党の幹事長クラスの要人を紹介してくれました。
そのおかげで、交渉もスムースに運び、日印の財務省トップの定期的な会談を戦後初めてセットできました。大蔵省時代にした仕事の中でも、誇りに思う仕事の一つです。
浪人中の4年間は、東京に行く機会も少なく、ご無沙汰していましたが、今日、神田の彼のオフィスを訪ねて旧交を温めました。今度は国会議員として、ぜひ、インドに来てくださいとのこと。10年前に会った政治家の中でも、私のことを覚えていてくださり、今回の当選をお祝いしたいという方がおられるそうです。
私は山東大学経済学院の客員教授や北京の社会科学院の特別上席研究員の立場で、中国の学会や財務部、人民銀行とのパイプがあります。さらに、加えて、インドにもパイプを作って、議員外交を進めていきたいと考えています。
私たちのために。
私たちの子どもたちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。