徹夜国会
(衆議院本会議場での岸本周平の議席。休憩時間中に本人撮影。)
昨日から今朝にかけて、徹夜の国会でした。
昨日、木曜日の朝から財務金融委員会で、中小企業金融円滑化法の参考人質疑。その後、採決の日程に野党が反発。審議拒否ということで、欠席。
年末の資金繰りをスムースにするためには、この法案を会期中の11月30日までに成立させる必要がありますから、衆議院の採決が必要だったわけです。
そもそも、人事院の総裁案件で、国会が1週間空転していたため、審議日程がきゅうくつになったことが原因です。
つまり、野党になった自民党は、これまで通り、審議を遅らせたり、審議拒否をすることで抵抗する戦術を踏襲したわけです。民主党も野党時代にはそのような古臭い戦術をとっていましたから、あまり偉そうなことは言えません。
そして、午後1時からの衆議院本会議が野党の反発で開けず、8時間の「禁足」(国会内で待機すること)の後、午後9時から本会議開会。
金融円滑化法を採決して、給与関係三法の趣旨説明が終わったのが、今日の午前2時。その間、財務金融委員長や、議運委員長の解任動議が出て、フリバスター的な長い演説で野党が時間稼ぎをしたからです。
野党が審議拒否、与党が強行採決。これを止めるには会期制度を止めるしかありません。11月30日という期限があるから、野党は時間闘争をするのです。通年国会にするか、会期が終わっても、それまでの議事が生きる仕組み(先進国では当たり前)にすれば、このような古い争い方に意味がなくなります。
通常国会には、ぜひこの趣旨の国会法改正を実現したいものです。
私たちのために。
私たちの子どもたちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。