中央大学高窪統教授のご冥福をお祈りします
中央大学理工学部の高窪統教授のご冥福をお祈りします。
私も客員として、これまで4年間中央大学で教鞭をとらせてもらっています。学部も違いますし、もちろんお目にかかったことはありませんが、ニュースを見て驚きました。
落選中で和歌山に住んでいるため、大学に毎週通うわけにはいきません。そこで、集中講義の形にしてもらっています。毎年1月から2月にかけて、大学院の公共政策研究科でゼミをしてます。
事務所のスタッフもボランティアの皆さんもそのことを知ってますので、事件の後、「周平さん。心配ですねえ。」と声をかけてくれました。確かに元々の予定では事件のあった後楽園キャンパスで講義することになっていました。
暴力とはもっとも縁遠くなくてはいけないはずのアカデミズムの場所での殺人事件には憤りを覚えます。日常の平和な風景が、突然「非日常」に変わることは非常に残念なことです。
話は少し変わりますが、景気の悪化によって、突然、仕事や住む場所を失うというののも、当事者にとっては突然の「非日常」のできごとです。
もちろん、当事者もある程度のリスクは覚悟をしなければいかないでしょう。しかし、やはり最終的なセーフティーネットは政府が用意しておくべきだと思うのです。
失業保険や職業訓練はそのためにあるわけですし、保険料を払っているのはそのためです。派遣社員の問題も、製造業を対象にするかどうかということよりも、多様な働き方をしても、リスクをカバーするセーフティーネットがすべての勤労者に用意できるかどうかの観点から、議論されるべきではないでしょうか。
「非日常」というテーマで、話は脱線しましたが、「働きたくても働けない」という人を助けるのが「政治」の仕事であり、どういう方法が一番最良なのかと、今、自問自答しています。
私たちのために。
私たちの子供たちのために。
私たちの大切な人のために・・・。
信じられない政治に終止符を打つ。
そして、信じられる政治を創るために。