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2007年9月3日

章魚頭姿山?高津子山?


   (雑賀崎灯台から撮影した高津子山の姿:展望台が見えます)

 今日も暑い一日でした。9月に入ってもフレーズは変わりません。月曜日恒例の「南海和歌山市駅」での街頭演説はいつも通り6時半から始めました。駅前が南向きなので、西向きのJR和歌山駅と違って、東からの朝日を直接浴びてしまいます。しかし、顔を売る必要があるので、「民主党キャップ」をかぶるわけにはいきません。

 中年の上品な女性から「暑いのにたいへんやの。からだ大切にしよし。」と温かい言葉をもらいました。というような一日のスタートですから、推して知るべし。今日も真夏の一日となりました。

 それはそうと、私のブログはまだまだ読者が少ないのですが、だからこそ熱心な方々が多くて、いろいろなことを教えてくれます。昨日のブログのボランティア作業の写真の遠くに「高津子山」が映っていました。この山は、別名「章魚頭姿山」とも言うのだそうです。「ちゃんとブログを読んでいるので、、、ちょっと気になってな。」と教えてくれる方がいました。以下、万葉集の話しは別の方が資料をくださり、教えてくれました。

 元々はタコ(章魚)の頭に似ていることから「章魚頭姿山」と名付けられたとのこと。確かに、地図によれば、「章魚頭姿山」との表記もあるのです。「タコズシヤマ」−>「タカツシヤマ(高津子山)」との変化のように思います。

 ともかく、和歌山はこの写真のように素晴らしい緑の山並みに囲まれているのです。しかも、山部赤人の片男波の歌「若の浦に潮満ち来れば潟(かた)をなみ葦辺(あしべ)をさして鶴(たず)鳴き渡る」のみならず、万葉集にはたくさんの和歌山の歌が載っています(合計102首とも言われます。)。

 夕日を見る会の舞台である雑賀崎でも「紀伊国の雑賀(さいか)の浦に出で見れば海女(あま)の燈火(ともしび)波の間に見ゆ」という歌を万葉集に見ることができます。いい感じですよね。千数百年前の歌集なのに、21世紀の今の私たちがそのまま、素直に感動できてしまうのです。昔からこの場所は「雑賀」という地名だったんですよ。日本人に生まれて、しかも和歌山に生まれて良かった!皆さん、そう思いませんか!

夕日を見る会

2007年9月2日

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